LEICA D-LUX 国内発売決定。

 以前も言ってました Panasonic LUMIX DMC-F1LEICA 版。
 F1 は昨年の冬、まるで Canon IXY DIGITAL 320 の品切れ時期を見計らったかのように投入されて死ぬ程売れ、売れすぎて品薄になった頃に IXY320 が流通し始めるという、300 万画素デジカメは CanonPanasonic で回してるのか!? と言いたくなる様な売れ方をしたデジカメ。その小ささく思い切りのいいシャープなデザインと、ヴィーナスエンジンによる解像感の高い画質のためか、今でも十分に売れているデジカメです。最近は 300 万画素のデジカメで価格競争が起こっているので多少ツラいかもしれませんが……。
 で、その LEICA 版なのですが、F1 が若年層をメインターゲットにしているのに対し、やはりやや年配の方に狙いを定めているためか、非常にパッケージングがいいです。具体的には 64MB の SD カードと予備バッテリ、レザーケースが同梱されること。
 通常、デジカメに標準添付してくるメモリは、そのカメラの最高画質で 10 枚を目安にしたおまけメモリです。具体的には F1 で言えば 16MB。俺の X-2 が 32MB なのは画素数が高いからです。なので、普通デジカメ本体を買っただけではまともな枚数は撮れません。D-LUX は最初から 64MB が添付してくるので、大体 40 枚くらい撮れることになります。親切ですな。
 あと予備バッテリ。単3電池を使うタイプと違って、F1 および D-LUX は専用バッテリです。最近はデジカメを小さくするために専用バッテリを使っているものが多いのですが、専用だけにバッテリを使い切るとそれまでです。単3電池タイプならアルカリ電池をコンビニでゲットしてくればとりあえずその場はしのげますが、専用バッテリだと完全に終了です。しかも F1 は電池があまりもちません(FZ1 は結構もつらしいですが)。なので、旅行や遠出した時には予備バッテリは欲しい。俺の場合、IXY シリーズと F1 をお買い上げされるお客様には予備バッテリの購入をお奨めしてました。それだけに、予備バッテリ同梱は非常に親切ですな。
 そしてケース。スタイリッシュコンパクト系デジカメのケースやポーチはだいたいが別売りです。いいカメラはちゃんとケースに入れて大切にしておきたいもんですから、これも親切。ただケースが別売りなのは、バリエーションを増やしてユーザが選べるように、という側面もあるんですが……(IXY や Exilim のはバリエーションが豊富)。*1
 まぁ LEICA なのでそれなりのお値段はするでしょうし、もとが F1 なのでこれくらいのサービスがあってもいいのかもしれません。ただこの標準添付の SD 、ちゃんと LEICA のロゴが入ってます。こういうブランドの芸コマは大好き。

*1:カメラケースは赤の他にベージュ・緑・黒がそれぞれ 1 万円程度で別売りされているようです。