超ズーム・軽量デジカメ対決!――オリンパス「C-740」 vs 松下「FZ1」

 個人的に OLYMPUS ファンってこともありますが C-740UZ を推します。このクラスのデジカメ買う人はマニュアル露出や高画素もそうですが、単3電池が使用可能である事を要望されるお客様が多かったてのが実体験でありました。
 高倍率ズーム機の主なニーズは、お子さんの運動会や文化祭の演劇などを撮られる親御さんや、バードウォッチングで山に行くための小型軽量なカメラをお求めの方などが中心なので、電池のもちを気にされる方が多かったです。単3使える 740 だとアルカリが使えるので重宝します。FZ1 は専用リチウムイオン。結構もつらしいですが、やはり電池切れしてしまうと終了なのは変わりません。
 もちろん FZ1 の手ぶれ補正はドすげぇし使ってみてぇし欲しいギミックですが、昼間なら 740 でもレンズがそこそこ明るいので気合を入れれば手持ち撮影も可能ですし、上記のとおり主なニーズが三脚使用可能なケースが多いってことも手伝って手ぶれ補正が必要無い事が多いわけです。
 どっちかと言うと C-740UZ は高倍率ズームが必要な人向けのカメラで、FZ1 は手ぶれ補正での高倍率ズームで遊んでみたい人向けのカメラかなと思います。
 
 この対決で思い出しましたが、「特選街」という雑誌の 3 月号はひどかった。2002年冬モデルを中心とした対決特集をやってたんですが、当時のコンパクト系上位機種の Canon PowerShot S45 と 下位機種の X-1 をわざわざ対決させて「X-1 の外装はヘチョい」みたいな評価を出す(値段とボディ仕上げの時点で S45 と対決させるべきは X-2。なお X-1 もれっきとしたメタルボディです。X-1 の商品写真はリンク先のニュースリリースにあります)など、どう考えてもおかしい評価の仕方でした。あの雑誌見てデジカメ買っちゃだめです。対決だけでなく、レタッチ講座もなんかヘチョかったし……。