回転レンズで自分撮りも可能な超コンパクト機「DSC-U50」(WPC ARENA)

 ここの所良い意味で「 SONY らしくなくなってきた」SONY の U シリーズ最新作レビュー。等倍サンプル付き。
 レビュー本文に多少残念な事が。背面液晶に対して 90 度の水平位置でレンズにストッパーがかからない事。レンズ部を手で支える必要がある為、片手で撮影できないわけです。俺はコンパクトカメラは片手で撮影できないとダメだと思ってるので、個人的にですが非常に痛い点です。まぁもちろん、光学ファインダの無いカメラを片手で撮影するのはかなり無謀事なんですが……。
 サンプルを見ると、悪い意味での「 Cyber-Shot らしい絵」。ディティールがべっちょりとつぶれるくらいノイズリダクションがかかっている割にノイズの粒状性が目立つ、という解像感があるんだかないんだかわかんない状態です。あと白の発色が悪く、いまいち締りの無い絵になりがち。なんか渋い。このあたりは同じ回転レンズの F77 なんかがわりといい仕事をしているので残念です。……まぁ もともとU シリーズ全体を通しての画質傾向なんですが……。
 いくつかの不満点はありますが、小さくてレンズがやや広角寄りでマクロもいける回転レンズ機というコンセプト自体は非常に魅力的です。個人的に SONY のことはあまり誉めたくないんですが、このカメラは「欲しい」と思わせますね。