Xacti DMX-C1 発表。

  • レンズは 35mm 換算で 38-222mm の 5.8 倍ズーム、F3.5-3.7 のものを採用。絞りはガルバノメータ(検流計?)絞りを採用し、ND フィルタとの組み合わせで行う。*1
  • 映像素子は1/2.7 型 300 万画素 CCD。動画撮影時および 100 万画素モード(ランプモード)時に RGGB 4 画素を 1 画素として組み合わせて使用することでゲインアップすることなく高い感度を得られるようになる。*2
  • ムービー録画中に CCD フルスペックとなる 300 万画素でのスチル撮影が可能。これが出来るデジカメは世界初。デジカメ販売員時代「動画撮影中の 1 カットを写真として残す事はできないの?」とよく聞かれ答えに窮した覚えがありました。これ 1 台あればムービーも静止画もある程度高い品質で撮れる事になります。
  • ムービー用コーデックは再生環境を選ばない ISO 規格 MPEG4。*3512MB の SD に標準画質で 1 時間 21 分、最高画質で 21 分撮影可能。また本体内で簡単な編集も可能。
  • 半透過型低温ポリシリコン TFT 液晶「サファイアビジョン」(11 万画素)を搭載。光学ファインダが無いが、この液晶がビデオカメラと同じ可動型なので便利。
  • クレイドルが添付。充電と PC への接続・転送が容易に。
  • ワイド端限定ながら 2cm まで近づけるスーパーマクロ、シーンセレクション、おしゃべりナビなど、その他のデジカメとしての機能は従来の Xacti に通じる。

 「マルチーズ」時代から動画に強いデジカメを一貫して作ってきた三洋がとうとう本腰に。ていうか家電系デジカメメーカーとして長くやってきたのに、最近 Leica と組んで調子にのってる同じ家電メーカーの松下がなんか静止画も撮れる MPEG4 カメラ(しかも初代機は電池持たないわ画質悪いわシリコンオーディオとして使うには別のソフト要るわと惨々だった)を出したせいで三洋がブチ切れたんだと思います。これでこのスペック。すばらしい。まるで三洋の精神が形となったようだ。

*1:これって絞り機構のないμ-10の ND フィルタ方式みたいなもんだろうか。

*2:OLYMPUS の TruePic もこれと同じ方法のはずなんですが感度が 4 倍とかそういう話出てませんね。どうなんだオリ。

*3:初期型 D-Snap は独自規格 asf でした。つまり Windows メイン。