激安デジタル一眼、もちろん購入!! 「EOS Kiss Digital」(ケータイWatch)

デジカメ Canon

　よし！ 我らがスタパ猊下におかれましては EOS KISS DIGITAL のような軟派なカメラには満足されあそばれなかった！！ OM*1 ヘビーユーザの物欲番長は健在だった！！ 嬉しい、嬉しいぜ。
　「間違いだらけのデジカメ選び」(ISBN:4883373355)を読んでいると、スタパ軍曹のシューティングスタイルは基本的にブラケット撮影*2であることがわかります(LUMIX F1 でブラケットが簡単に出来ることにお喜びでした)。空を写し込むような風景ではブラケットが物を言います。スポット測光を好まれているのは初めて知りましたが、確かに露出決定のメカニズムを知っているとスポット測光は便利です。ちなみにポートレート撮影では顔をスポット測光して露出を探るのが基本。ここが参考になります。
　なんつーかですね。マニュアル車大好きな人がオートマに乗ると「があああ！！」と思うような、そういう心境でしょうか。自分でギアチェンジしないと気が済まないというか。パソコンで言えばプレーンな ATX フォームファクタじゃない SFF なメーカー製 PC が気に入らないとかそういうの。自分でシリコングリス塗って組み立てて OS クリーンインストールして環境構築しないと気が済まないってやつで。
　んで、一眼レフってのはもともとマニュアル車や自作 PC みたいなもんだと思います。カメラを P モードやシーンモードでしか使ったことない人には 10D は必要ないかもしれないけど、ちょいと露出を勉強して常に絞り優先 AE で撮るような人*3にとっては KISS DIGITAL は物足りない。
　というわけでッ！ 俺としてはカメラ野郎でカメラマニアでついでにいうと OM ヘビーユーザなスタパ大先生がそこらのカメラ雑誌が Canon との関係を崩したくないが為に無批判に賛美している EOS KISS DIGITAL にハマらなかったことに安心しております。ビバ・マニュアル！！

　

*1:OLYMPUS が昔出してた銀塩一眼レフカメラのことだヨ！ マニュアルフォーカス世代としては「バクテリアから宇宙まで」と言われたドすげぇレンズラインナップと小型軽量のボディで世界をアッと言わせたんダ！

*2:撮影時の露出から± 1/3 〜 2EV ほど露出を変えて連写すること。基本的には適正とオーバー（＋）とアンダー（−）の 3 枚を撮影する。オートブラケットエクスポージョン（AEB）とも。EOS KISS DIGITAL はバッファが 4 枚分と極端に少ないため、ブラケット 1 セット撮影後は待ち時間が発生し、次のブラケットへ移行することが出来ない。10D は 9 枚でブラケット 3 セットは撮影できる。ちなみに OLYMPUS E-1 はなんと 12 枚。

*3:ちなみに俺は P モード＋露出補正。だから露出補正が十字キー左右に操作第１層で割り振られているのが必須。P なのは OLYMPUS の AE は十分に頭良いのと、夜景以外では絞り開放が基本になるから。あ、あと Canon の AE も AWB もすっげぇ頭いいです。IXY DIGITAL 200a 使ってて失敗がほとんど無かった。