Caplio G4Wide とりあえず最初のまとめ。

 使い始めて 10 日(うち 3 日ほど交換の為使えなかったので実質 1 週間ほど)ですが、ファーストインプレッショソ。

  • 最初にダメぽな点から。画質はハッキリ言って悪い。ノイズをべったりなめているので 300 万画素なりの解像感はナシ。縮小前提。
  • オートホワイトバランスはちょっと使いにくい。ヒット率は高いが強く補正しすぎる傾向にあるため、人肌の赤みが無くなってしまいがち。文月たんの言うように「太陽光」にセットしっぱなしにしておくほうがいいかも。
  • 色味はやや記憶色頼り。先のノイズの件と併せて出来の悪い Canon 機的。
  • ISO感度オートは通常 125、少し暗いと 154、夜景に近い光量だと 400 に設定する。ちなみにプログラムオート時の最長シャッタースピードは 1/1 秒。
  • 露出は分割測光が使えるが、条件の厳しいシーンではイマイチ。ただ露出アルゴリズムが単純で、いわゆる 18% グレーに合わせようとするためクセは読みやすい。ユーザ側が適宜露出補正していくタイプ。露出補正は ADJ ボタンのおかげでやりやすくなったが、個人的に OLYMPUS 野郎としてはやっぱり十字キー左右に欲しい。あとできればプレビュー時でいいのでヒストグラムも。それとブラケットがメニュー内なんですが、もうちょい呼び出しやすい位置に欲しいです。ナイモノネダリですが。
  • 本体の質感があんましよくない。特にボタン。正直ゲンナリするほどヘチョい。ボディ前面はアルミニウム合金製。
  • 良い点はまずなんと言っても 28mm であること。それまで使ってたカメラが 35mm や 38mm だったので一気に違う世界。
  • 起動が速い。レスポンスがいい。書き込みは並。ストレスはほとんど感じない。
  • 一気押しレリーズタイムラグ 0.14 秒がとにかく最高。特に観光地とかでカメラに詳しくない人に撮ってもらう時とか重宝しそう。ただ一気押しが許されるようなシーンでないと痛い目に遭いますが。
  • マクロが強い。すっげぇ強い。特にテレマクロ。拡大率高っ。でもちょっとでも暗いと AF 合わねぇ。MF 使えるし拡大表示ができるのでマシだけど、MF 時に距離ゲージが欲しい。あと絞れねぇ。
  • ISO 800 が使用可能。使えるのと使えないのとではやっぱり違います。
  • 電池はよくもつ。アルカリ 2 本で 64MB の SD をギリギリ撮り切るくらい@2048×1536 / Nomal / ノーフラッシュ / 3 枚に 1 回のプレビュー / 約 3 時間撮影。常時携帯での運用はリチウムイオン充電池があるとベストかと。
  • 内蔵メモリマンセー。8MB とかの役に立たないメモリーカードなんざ要らねぇー。

 とりあえず画質は問題外として、28mm の広角レンズと一気押し撮影、あと強力なマクロ、そしてその良心的な価格設定と、いくつものセールスポイントがあり、写真を趣味にしていない人からマニアックに撮りたい人まで幅広くカバーする良モデルです。
 改良の余地はありまくりで、かつ万人に好かれるようなデザインでもないですが、波長さえ合えば手放せなくなる一台になるでしょう。ていうか俺がすでになってますよ! そりゃわざわざ別売りの電池セットも買っちゃいますよ!!