BCN 総研 2003 年度デジカメ年末商戦結果を発表。(Bunbuku Shagama)

  1. SONY Cyber-shot T1
  2. Canon IXY DIGITAL 400
  3. CASIO EXILIM EX-Z4
  4. Nikon COOLPIX 3100
  5. OLYMPUS CAMEDIA μ-15 DIGITAL

 売れてる売れてると評判に聞き及んでいましたがやっぱり仏血義理トップでしたか T1。「高画素・大型液晶・薄型」という記号の集大成が市場を席巻するというこの状況、皆さんはどのようにお考えでしょうか。こんにちわ、昼間ッからはらわた煮え繰り返っている妖介です。……別に PictBridge 対応でお茶濁した OLYMPUS が売れてないのはいいんですけどー。けどー。けどー。
 しかしこの市場調査が今後各メーカーにどのような影響を与えるかが気になるところです。「画素数が高ければ CCD サイズが小さくてもいい」というのは以前からの傾向でわりとどうしようもありませんが、「液晶が大きければ光学ファインダがなくてもいい」とか、「薄ければレンズが暗くてもいい」*1とか、「夜景モードがあっても三脚穴はなくてもいい」とか、売る為の記号性ばかりに力が入り、実際の運用で必要なものが削られていくとすれば、文月たんじゃないですが一体全体この先デジカメはどうなってしまうのだろうという不安を抱いてしまいます。「デジカメはデジカメである以前にカメラである」、という事を前提としないのであれば、それは単なる受像機であって写真機じゃないよなーと。
 まぁ 2 位に IXY DIGITAL 400 が来ているのはいい事かも。IXY が正解のカメラとは俺は思いませんが、少なくともカメラとして高い水準で作られたものであることは確かですし*2、安心して人に勧められるという点で俺は Canon 機を高く評価しています。
→1/22追記:【補足。】

 

*1:屈折光学系を採用した弊害ではない。むしろ屈折光学系は F 値を明るくしやすい。

*2:光学ファインダの作りはちょっといただけないですが。Canon のデジカメは IXY に限らずどれも光学ファインダはイマイチ。