オリンパス、インターネット経由のE-システムファームウェアアップデートサービス(PC Watch)

 OLYMPUS のデジカメに共通の欠陥のうち、最も致命的なものは「ユーザレベルでのファームウェアアップデートが出来ない」ことでした。そのおかげで 初期型の C-740UltraZoom での不具合*1X-1/X-2 の 512MB xD-Picture Card 非対応問題、また C-920Zoom のスマートメディア問題などを解決するのにいちいちカメラを修理センターに送付しなければならなかったわけです。
 この件については以前よりさんざん「ユーザレベルでファームアップ可能にするべき」と言ってきましたが、今回 E-1 では OLYMPUS Viewer もしくは OLYMPUS Studio がファームウェアアップデートのクライアントとなって自動更新が可能になったようです。これは非常によろこばしいことです。
 なぜファームアップさせてくれないか、というのはファームアップ中の誤操作によってデジカメが動作不能になる事を恐れたからのようです。それはゴミ問題が解決するまでレンズ交換式デジタル一眼レフを出してこなかった OLYMPUS の姿勢に一致するところですが、それならそれで問題が。なぜ C-740/750UltraZoom や μ-10/20 DIGITAL、X-200 と言った PictBridge 非対応機に対するファームウェアアップデートサービスが無いのかということ。CanonRICOH などは PictBridge 非対応機に対してファームアップを行う事で対応させていますし、FUJIFILM も F700 に関しては格安でのファームアップデートサービスを行っています。わざわざ新機種としてリリースし、旧機種ユーザを切り離す行為に出たのはどういうことか。疑問に残るところです。
 それはともかくとして、これから先に発売されるコンパクトデジカメにも E-1 同様のファームウェアの自動更新機能が搭載される事を望みます。CAMEDIA Master にそのクライアント機能つければいいわけですしね。