コダック、チノンを完全子会社に(PC Watch)

 要するに Kodakフォーサーズ向けの一眼レフもロクに出さずコンパクトデジカメの市場に戻ってくるかもしれないゾということですな。
 まぁ 4/3 についてはともかく、Kodak のコンパクトデジカメというと、真っ先に思い出すのが DC4800Zoom。「コダックカラーのデジカメ」と絶賛も揶揄もされた発色と、28mm から始まる広角レンズを搭載したなかなかの意欲作です。フィルムを交換したりフィルターを装着したりする感覚で色合いの設定を行うことができるカラーモード、ホワイトバランスをケルビン表示できるなど、銀塩カメラを使い込んだ人向けのカメラとしても異彩を放っていました。
 さて今回それまでコダックのカメラを製造したり OEM 供給してきたチノンを吸収することで、そのアクの強い個性をひっさげて日本のデジカメ業界に戻ってきそうな感じです。高画素化競争が一段落し、各社がおのおの個性を出そうと頑張っているこの状況で台風の目になるようなアクの強いデジカメを出してくれることに期待したいですな。