DCS Pro SLR/n 発表。(PC Watch)

 コダックの 35mm 版フルサイズ CMOS を搭載したプロ用デジタル一眼レフDCS Pro 14n の改良版がリリースされました。

  • 35mm 版フルサイズ 1371 万画素 CMOS 搭載。最大記録画素数 1350 万画素。4500×3000。
  • レンズマウントは F マウント。35mm 換算時焦点距離は算出するまでもなく等倍。その為 DX ニッコールレンズは搭載できない。
  • ファインダはアイレベル式ペンタプリズム。ファインダ視野率 92%、ファインダ倍率 0.75 倍。
  • シャッタースピードは 2 〜 1/4000 秒。
  • ISO 感度は通常モードの RAW で ISO 160 〜 1600。JPEG では 160 〜 800。長時間露光モードでは ISO 6 〜 50。なお、DCS Pro 14n では ISO 感度を上げるととたんにノイズ量が増えたが、今回はハイパフォーマンスローノイズテクノロジーの採用で ISO 160 〜 400 で最高画質を実現したとされている。
  • DCS Pro 14n ではオプション扱いだった 512MB のバッファメモリはデフォルトで搭載。
  • D-TTL 調光に対応。
  • メモリは CF TypeII と SD/MMC。同時書き込み可能。
  • インターフェースは IEEE1394
  • 電源は専用リチウムイオン。

 14n はわりとすぐゲインアップノイズが顕在化するため、光量の不足する場面では使いにくいことで有名でした。今回このあたりを改良したようで、そうすればあの 1000 万画素超の解像感と Kodak カラーとが常用するに足るパフォーマンスを得たことになります。
 ちなみにKodak には現在、OLYMPUS でデジカメ部門の指揮を執っていた小島佑介氏が在籍しています。その彼がもしこの DCS Pro SLR/n 開発に携わっていたとすれば、これはなかなか興味深い話です。