C-770/760UltraZoom 国内発表。(PC Watch)

 CES にて発表のあった C-760UltraZoom と、PMA 前に発表のあった C-770Movie が国内発表。なお、C-770Movie の国内名は C-770UltraZoom になり、C-765UltraZoom は未発表のままです。例によって以下は転載&追記。
CAMEDIA C-770UltraZoom□

  • 1/2.5 型有効 400 万画素 CCD。
  • 35mm 換算時 38-380mm / F2.8-3.7 の 10 倍ズームレンズ。ED レンズ使用。C-75x/74xUltraZoom のものを継承したと思われる。
  • C-755UltraZoom にて実装された 14 倍ズームモード「スーパーズーム」も実装。記録画素数は 200 万画素に固定されるが、35mm 焦点距離 532mm 相当までズームできる。
  • レンズ前 3cm までのスーパーマクロ。焦点距離はおそらく約 65mm。
  • シャッタースピードは 16 〜 1/1000 秒。
  • 絞りはワイド・テレどちらも F8.0 まで。
  • ISO 感度は 64 〜 400。
  • ファインダは当然 EVF。24 万画素。
  • 1.8 型サンシャイン TFT(半透過型)液晶モニタ。11.4 万画素。
  • 連写性能がアップ。2.7 枚 / 秒で HQ モード(フルサイズ・標準画質)時 12 枚まで。
  • 最大 640×480@30fps の音声付き動画。コーデックは MPEG4 と MotionJPEG から選択可能。もちろんフルメモリ。
  • 内蔵フラッシュをツインフラッシュに強化。テレ端時 5.2m まで届く。シンクロ接点つきホットシューも装備。
  • メモリは xD-Picture Card
  • 電源は専用リチウムイオン。μ や X-1/X-2 と同じ LI-10B。
  • Ulead の VideoStudio 7 SE Basic を添付。
  • カラーバリエーションとして「エボニーブラック」と「ペールゴールド」を用意。

 とりあえず MPEG4 のよしあしはさておき、基本的に C-755UltraZoom をコンパクトにして電源周りを変更し、液晶を大きくした機種なので、C-755UltraZoom からの買い替えという話では微妙。その価値があるとすれば TruePic TURBO の採用による画質向上かなー。レンズも CCD も同じだし。
 動画撮影機能に関しては、MPEG4 コーデックを採用するほど本格的な実装になるのであればいっそステレオマイクを実装するか外付けで接続出来るようにするべきじゃないかなー。そうすればファミリー向けに需要が延びると思うし*1
 
CAMEDIA C-760UltraZoom□

  • 1/2.7 型有効 320 万画素 CCD。
  • その為 C-770UltraZoom と同じレンズを使用しているにも関わらず 35mm 換算時焦点距離が 42-420mm になっている*2。ワイド端 42mm とスナップにはやや不向きか。
  • スピーカー、マイクともに無し。
  • ISO 感度は 100〜400。
  • 最大 640×480@15fps の音声無し動画撮影機能。コーデックは MotionJPEG のみ。
  • シーンモードにセルフポートレートが削除されているが、特殊撮影モードとして実装されている。
  • 内蔵フラッシュは 4.5m まで到達する一般的なもの。ホットシューも無し。

 なんとなく X-1/X-2 の関係を思い出させるような仕様の兄弟機。とりあえず焦点距離の段階でこのカメラはオススメできないなーと。X-1 の 40mm というのもちょっとアレでしたが、今回の 42mm は UZ 系のメインターゲットがファミリー向けである事を考えるとかなり厳しくないかと。

 

*1:まぁちゃんとした動画撮るならデジカメじゃなく DV 買うのが一番ですが。

*2:ただし OLYMPUS には X-1/X-2 で「同じ 1/1.76 型 500 万画素 CCD を採用し、X-2 ではフルサイズ、X-1 では外周 70 万画素をファームウェア上で殺して 430 万画素としてリリース」という前科がある為、本当にフルサイズの 1/2.7 型 CCD を使用しているかどうかは不確定。