FinePix F710 発表。(PC Watch)

デジカメ FUJIFILM

　FUJIFILM 現行唯一のスーパー CCD ハニカム SR 機で各 AE とマニュアル露出が可能だった FinePix F700 の後継機種が登場。とにかくワイドだそうです。

  • 1/1.7 型有効 620 万画素スーパー CCD ハニカム SR。S 画素 310 万、R 画素 310 万。
  • 35mm 換算時焦点距離 32.5-130mm / F2.8-5.6 の FUJINON 銘 4 倍ズームレンズ。なおワイドモード時は 35.5 - 142mm 相当に換算される。
  • マクロの最短接写距離は 7.5cm。ワイド端限定。
  • シャッタースピードは 3 〜 1/2000 秒。
  • ISO 感度は 160 〜 800。また記録画素数 100 万画素 / デジタルズーム不可という制限つきながら、感度 1600 までの増感が可能。
  • 測光方式は TTL 64 分割測光。
  • AF は TTL CCD コントラスト検出だが、独立したボタンでコンティニュアス AF が可能。マニュアルフォーカスも装備。
  • 連写が強い。0.2 秒 / 枚で 5 枚までの通常連写と、同じスピードでシャッターボタンを離した直前の 5 枚を記録するサイクル連写、0.6 枚 / 秒と連写速度は遅くなるが 40 枚まで連続撮影可能な MEGA 連写を備える。
  • 2.1 型 微反射型CGシリコンTFTカラー液晶。アスペクト比が 16:9 になるワイドタイプ。17.3 万画素。
  • 最大 640×480＠30fps の音声付き動画機能。ワイドモードでは 640×360 になる。
  • インターフェースは USB2.0。PictBridge 対応。
  • メモリは xD-Picture Card。
  • 電源は専用リチウムイオン充電池。
  • クレードルが標準添付。

　32.5mm とワイド寄りの光学 4 倍ズームレンズ、SR を採用した事によるワイドなダイナミックレンジ、そしてワイドな液晶というワイドなデジカメ。しかし 1 年前ならともかく、焦点距離 28mm のデジカメが多く存在する現在ではそれほど広角にすぐれているとは言い難いのでは。もちろん 35mm を下回ればかなり広角になるんですけどね*1。
　ただワイド液晶を搭載したのはかなりいいですね。どうも通常の 4:3 モードで撮影する際、余った場所にシャッタースピードや絞りなどを表示させることができるようです。サブパネルをつけたはいいけど、バックライトがすぐ消えてしまって結局使えない F610 よりは遙かに実用的だと思います。
　またローエンド A シリーズの新作 A330 / 340 も国内発表されています。再生専用の「即見るボタン」が設置されているようです。

　

*1:俺が SONY Cyber-shot U シリーズが好きな理由の一つ（33mm）。