光学10倍ズーム機がコンパクトに変身「C-760 Ultra Zoom」(WPC ARENA)
CES で発表された UltraZoom シリーズ最新作が早くもレビュー。メーカーサイトにもサンプルが無いというのに等倍サンプルつきです。
とりあえず画質ですが、新開発の TruePic TURBO の威力は『それほどでもないかなー』というのが正直なところ。確かにノイズレベルに関してはかなり頑張っており、ISO400 時でも充分常用に耐えうるだけの画質を確保しています。あと空の平坦部ノイズもほとんど目立たずクリア。なのですが、ノイズのなめ方がやや乱暴で、ディティールまで潰しにかかっているのが残念。特にゲインアップノイズを潰した後のディティールのスポイルは、三洋や東芝のデジカメの絵を見ているときの印象に近いです。
操作面では C-74x/75xUltraZoom まであったマクロ・測光方式切替ボタンが無くなり、そこに AEL・カスタムボタンが来ました。その代わり以前 AEL ボタンだったところはクイック再生ボタンになっているようです。今までオリンパスのデジカメでは再生時の操作はモニターボタンのダブルクリックだったんですが、これだと誤操作が生じやすいという面がありました。ここを改良したのはいいんですが、逆に測光方式やマクロでメニューを掘らなければならなくなったのが痛いです。
またワイド端 42mm という画角も残念。なぜ 1/2.5 型 CCD ではなく 1/2.7 型を使ったのか疑問に残るところです*1。あと個人的に気になったのが底面。電池とメディアスロットがいっしょの底面に来たため、三脚穴が光軸からかなり離れたところに追いやられています。確かに三脚使用が前提の焦点距離を持ったカメラなので、三脚に設置したまま電池とメディアの交換ができる様になったのはうれしいのですが、レリーズボタンの対角線上に三脚穴が来ているため、レリーズショックが大きくなってしまいそうなのが気になります。
良い点としては液晶が大きくなり半透過型になった事。これは実際に見てみないとわかりませんが、視認性が良くなっているはずなので期待。あと EVF も 18 万画素から 24 万画素に増えているのも嬉しい話。