大型レンズ搭載の重量級800万画素モデル「C-8080 WideZoom」(WPC ARENA)
この春発売される 2/3 型 800 万画素 CCD 採用のハイエンド機のトリを飾る、我らが OLYMPUS の C-8080WideZoom のサンプルつきレビューがとうとう登場です。
まだ実物を見た事が無いので操作性などはなんともいえませんが、とりあえず発売前デジカメとっかえひっかえおじさんの田中さんも 2/25 の Photo of the Day でおっしゃっているように、無骨でずんぐりむっくりな印象を受けます。あと今回のレビューにもありますが、個人的にも気になったのがレリーズボタンとズームレバーの位置関係。これまで OLYMPUS では μ シリーズと C の 4 桁系・7xx 系、C-40 系(X-1/X-2 含む)など主要な機種で、ズームレバーはレリーズボタンを囲うタイプでした。これだと右手の人差し指を動かすだけでズームとレリーズが操作できるので個人的に好きな操作系だったんですが*1、C-8080WideZoom では両者が離れた位置にあるのでちょっと戸惑いそうです。
さて肝心の画質ですが、とりあえず ISO50 での画質はほぼ問題ないと言っていいでしょう。ノイズレベルや諧調表現で特にひどいところも見受けられません。ハイライトのエッジ部でパープルフリンジが出ることもありませんし。PowerShot Pro1 の L レンズのようなブランド性は低いにしろ ED レンズ 3 枚という贅沢仕様が効いているのかもしれません。ただこのレビューでは ISO50 の遠景が無い為、細部表現の性能はわかりませんが。
あと ISO200/400 のサンプルもありますが、ノイズの粒子が細かく均一に顕在化しているため、印象としてはそれほど悪くないと思いました。ただ、TruePic TURBO はゲインアップノイズをなめる技術を使っているようで、ところどころディティールがべちゃっと潰れており、そこにエッジ強調がかかっているような感じです(ISO400サンプルの左端のほうにあるおまわりさんなどで確認できる)。髪の毛とか撮ると割ときびしいかもしれません。このあたりは画素ピッチなりのものということでしょう。