Caplio RX 発表。(PC Watch)

 28mm からの広角レンズを搭載した高速レスポンス・フルオート機としては最強クラスのテレマクロを搭載したデジカメ・Caplio G4Wide の後継機種が発表。

  • 1/2.7 型 334 万画素 CCD。有効 324 万画素。
  • 35mm 換算時焦点距離 28-100mm / F3.1-5.8 の 3.6 倍ズームレンズ。かなり暗くなった。
  • ISO 感度は 64 が選択可能に。64 〜 800。オートで 125。
  • 液晶が大型化。1.8 型透過型アモルファスシリコンTFT液晶。8.5 万画素。またリアルタイムヒストグラムが表示できるようになった。
  • 起動は G4Wide の半分の 0.9 秒。一気押しレリーズタイムラグも 0.12 秒と 0.02 秒短縮化。撮影間隔も 0.9 秒まで高速化。
  • マクロは最短 1cm。テレマクロは 13cm に。やや弱体化したが、今回 AF ターゲットが移動できるようになった為、三脚使用時の構図自由度は高まった。
  • 最大 320×240 の音声付動画撮影機能。
  • メディアは SD/MMC。内臓メモリも 8MB 備える。
  • 電源は単三アルカリ・ニッケル水素電池に加え専用リチウムイオン充電池もオプション(おそらく RR30 時代から継承)で用意。バッテリ寿命は 2 倍以上長くなったようで、アルカリで 150 枚の連続撮影が可能になった。
  • 最薄部が 36.4mm から 29mm へ薄型化、重量は 10g 軽量化。
  • カラーバリエーションはシルバーとブラック。また筐体の後部もアルミ素材になった。

 とりあえず強化点が非常に多いです。スペック表に現れていない点として、決定ボタンが十字キーのまん中に来た事と、電源ボタンが背面に移動した事が密かに注目点。これだけでも操作性はアップしていると思われます。また安易に 400 万画素化したりしなかったのはうれしいところです。
 反面レンズがかなり暗くなってしまったのが残念。テレ端 F5.8 は 100mm のレンズとして非常に暗いと言わざるを得ません。おそらく筐体の小型化にともなって光学系に取れる体積が小さくなり、その分明るさが犠牲になったのだと思われます。テレマクロも 13cm とやや弱体化しています。
 あとは画質ですね。G4Wide はあまり画質がいいとは言えない機種だったので。今回 ISO64 が使用できるようになったのでノイズレベルでは格段に良くなっていると思われます。あとは強烈にあわせすぎるホワイトバランスとか、フラッシュが強化されたのか、あたりが気になるところです。
【追記】公式サンプル来ました。あまり画質は改善されていない模様。(情報元:OGREさん@コメント欄)