RinRin王国の輪王さん、C-8080WideZoom お買いあげおめでとうございます。

 Canon とは全く異なる操作系哲学を持つ OLYMPUS デジカメの世界にようこそ。C-8080WideZoom は店頭で触った瞬間から「うわっ何この使いやすさっ!」と武者ビビりしていました。果たして輪王さんのお気に召しますかどうか。肌に合うデジカメである事を祈ります。
 PowerShot S45 との操作系に関する違い(あくまで私見)。

再生拡大率が最大 4 倍まで
これをして「物足りない」という人もいるが、被写界深度の厚い 2/3 型 CCD 機ならこれで十分という気が。むしろ拡大中ズームレバー 1 回で 1 倍まで戻る事ができるほうが嬉しい([めいっぱい拡大してピントチェック→次の画像に戻すためにズームレバーをワイド側に入れっぱなしで縮小→2秒ほどしてようやく次の画像にいける]という操作系は時間のロス)。ただし再生時[JUMP]ボタンに相当する機能が無い、インデックス表示に専用ボタンが無く 1 倍表示状態からさらにズームレバーを引くことで行えるなど細かなところで差違がある。
ホワイトバランスに「ストロボ」が無い。
これは「オート」に設定することでフラッシュ使用時自動的に設定される。
PCとの接続がUSBマスストレージ。
CAMEDIA Master を使用しての転送も可能だが、基本的にはドライブとしてマウント。なお、現状で PC との接続に専用ソフトが必要な主要デジカメメーカーは RICOHCanon くらい(あと一部の SONY 機)。
MF は専用ボタンが無く、マクロなどと同じくフォーカスボタンに割り当て。
ダイヤルにて決定・十字キー上下にて調整。距離インジケータあり。個人的にはせめてダイヤルでやらせてほしかったので不満。
メニュー構造が根本的に違う。
OLYMPUS 機を買っておそらく最初に戸惑うのがここ。[MENU]キーを押すと上下左右に分割されたメニューが表示される。メインメニューは右で、あとの上・下・左はメインメニューの中から任意のものを割り振ることが出来る。この操作系は一長一短で、「いきなりメインメニューが全部出てくるよりこっちの方がいい」という考え方と、「メインメニューに到達するだけで 2 ステップ必要なのはめんどくさい」という考え方に別れる。
EVF・液晶の各種情報表示方法が違う。
画面上に絞り・シャッタースピード・露出補正値*1が並ぶ。現在の露出補正値が常に表示されているのが良い*2
セルフタイマーが 10 秒モードのみ。
その代わりレリーズのみの簡易リモコンが標準添付。

 まだ抜けがたくさんあると思いますが、ざっとこんな感じです。ご参考になれば。

 

*1:マニュアル露出モード時は現在設定されている露出が露出計からどの程度オーバー・アンダーになるかを示す。

*2:ただし多くの OLYMPUS 機は一度レリーズ半押しするとレリーズを解除しても一部の情報が表示されなくなるという仕様がある(X-2 ではマクロ・測光方式・フラッシュモードが表示されなくなる)。C-8080WideZoom がそういう仕様かどうかはもう一度店頭で確かめる必要があるかも。