Caplio RX 店頭レビュー。

 ようやく見てきました。以下雑感。

  • 本体の薄型化はもともとの G4Wide が分厚かったせいもあり非常にスリムになった印象。また G4Wide はその厚みがゆえに手の小さい人にはレリーズボタンが押しにかったが、今回のスリム化に伴いかなり押しやすくなっている。
  • 起動は爆速。すぐに液晶が点灯して撮影スタンバイに入れるのもイイ。
  • ただし背面に回った電源ボタンは気をつけていないと暴発するおそれが高い。発売前デジカメとっかえひっかえおじさんの田中さんが 3/19 に仰ってた通り。また G4Wide で[ADJ]ボタンだったところに電源ボタンが来ているため、露出補正をしようと思って電源を切ってしまう事があった。G4/G4Wide からの買い換えの人は慣れが必要。
  • [OK]ボタンが十字キーの真ん中に来たのはグッジョブ。押しやすい。
  • [ADJ]ボタンに対して割り当てる事ができる機能にフォーカスモードがあるのが嬉しい。ただ出来ればこの中にブラケットを入れて欲しかったかもしれない。
  • G4Wide でもたまにあったことだが、ズームレバーのストロークが浅いため、光学ファインダを使っての撮影時レリーズボタンとズームレバーを一緒に押してシャッターが切れなかった事があった。慣れが必要かも。
  • 1.8 型液晶はなかなか存在感があるが、フレームレートが低く画素数も少ないので過剰な期待は禁物。
  • マクロについて一つ意外な変更点。G4Wide ではマクロモードに入るとちょっとズームして 34mm 相当になるが、RX では 28mm のままマクロモードになる。すんげぇワイドなマクロなので効果的に使えば面白い写真が撮れそう。
  • バッファは増やされておらず、最高画質時の速写では 3 枚撮っていったん休み。ただしバッファからの追い出しは G4Wide 同様速いので、バッファフル後 1 枚撮ってまたバッファフル、と言うような事は無い。十分快適と言える。
  • ISO64 時の画質は G4Wide に比べ向上している。が、やっぱりノイズべったりリダクションなのでディティールはスポイルされまくり。G4Wide もそうだがこの値段でこのレンズを載せたの事に意義があるので画質は2の次で考えるべき。
  • 増感時ノイズは未検証。ISO 800 のノイズがかなり少なくなっているらしいので期待。

 レンズが暗くなったので手ぶれが心配なくらいですかね。G4Wide からの買い換えはどうかなと思いますが、それ以外のデジカメからなら十分に価値はあるかと。