D995 発表。

 ミコンのデジタル一眼レフに新シリーズが登場。今回のボディはスイバル式です。

  • 1.8 型 APS-C サイズ 600 万画素 LBCAST。
  • レンズマウントは F マウント DX フォーマット。
  • ボディはスイバル式。回転幅は 270 度(背面に対して 90 度)。
  • ファインダは一眼レフ式で、接眼窓は回転部に設置。ファインダ光学系はサイズ制限の為ペンタミラー。またレフレックスミラーではなくプリズム分光になる為、実質的な F 値は 1 段分低下する。
  • 5.0 型 TFT 液晶。画素数 92 万。回転部とバランスを取る為ボディが巨大になった事の恩恵。
  • シャッタースピードは 30 〜 1/8000 秒。バルブも備える。
  • ISO 感度は 25 〜 3200。スタジオカメラとしての仕様を満たす。
  • 縦位置グリップは無意味な為用意されない。

 デジカメの大きな特徴の一つに「フィルムが本体を貫いていない為に自由な形状にする事が出来る」というのがありますが、それを体現したジャンルの一つが回転レンズ機です。今回、回転レンズを備えたデジタル一眼レフがミコンから発表されました。
 回転レンズ機として重要なのはレンズとプレビューが表裏一体ではない事。レンズを回しても本体側の液晶でプレビューできるようにレフレックスミラーではなくプリズム分光方式を採用しています。
 しかし一眼レフであることから筐体サイズは大きく、ほぼ D1X を横に二つ並べたくらいの大きさ、D2H 二つ分くらいの重量になってしまいました。そのかわり 5.0 型の大型液晶が搭載されています。
 発表会場では「当社ではデジタルカメラの黎明期から回転レンズに力を入れてきた。今回の D995 という型番は COOLPIX E995 の一眼レフタイプという意味で名付けた。月産 3 万台の体性で売っていく。この回転レンズはこれからのデジタル一眼レフのスタンダードになるだろう」との発言があったそうです。
 ただこのカメラ、自分撮りにはまず使えないだろうなー。