さくら@円山公園しだれ桜

 では昨日にに引き続いてさくらです。

OLYMPUS CAMEDIA X-2 / 2.0s / F5.6 / 11.4mm(約55mm相当) / ISO 80 / AWB / iESP分割測光 / マニュアル露出
 低速・低画質・低機能とさんざん言われている X-2 ですが、じつはこと夜景に関してはいい結果を出します。と言うのも熱ノイズに強いから。5 秒程度の露光だとほとんど熱ノイズを発しません*1→ F8.0 / 5.0s で撮ったフルサイズ写真(SHQ・2MB強)
 CCD は露光中に熱を持つため、あまりに長いシャッタースピードで撮影すると耐性の弱い個体が熱に耐えきれなくなり、ノイズを発生してしまいます。具体的には写真の黒い部分にところどころ白い点が浮き上がってきたりします。その為、全体的に耐性の弱いフォトダイオードで構成された CCD を持つ機種はスローシャッターノイズリダクション*2を搭載している場合が多いです。
 X-2 は熱ノイズの発生率が非常に低い、つまり言い換えれば耐性の高い CCD を使用しているので、夜景撮影に強いと言えます。同じ CCD を使っている X-1 も同様です。

RICOH Caplio G4Wide / 1/3s / F2.6 / -1.2EV / 4.2mm(約28mm相当) / ISO 125 / AWB / 分割測光
 柵の前まで近寄ってから G4Wide にて撮影。いかに広角 28mm とは言えさすがにここまで近づくとこの程度しか収まりません。もうちょっと離れたかったんですが、その距離は人の波が絶えず流れていてむりぽ。
 こうなると COOLPIX E5000+ワイコンや C-5060WideZoom +ワイコン、EOS 1DsEF16-35mm F2.8L USM なんかが欲しくなりますね。最後のは揃えるだけで 100 万かかりますが。

OLYMPUS CAMEDIA C-730UltraZoom / 1/100s / F3.5 / 59mm(約380mm相当) / ISO 400 / 太陽光 / iESP分割測光 / 絞り優先 AE
 最後に夜景での背景のボケに挑戦。でもシャッタースピードが速すぎて背景がドアンダーになり;y=ー( ゜д゜)・∵. ターン ホワイトバランスもデイライト入れっぱなしで撮っちゃったので他の2枚と色合いが取れず;y=ー( ゜д゜)・∵. ターン
 まぁこの光量下で 1/100s 出せただけマシですがー。

 ちなみに今日は朝から雨が降ってたのでリベンジならずです(つД`)

 

*1:最長の 8 秒になるとさすがに目立ってくるのだが。あと俺の持ってる個体が良質だった可能性もあるが、少なくともこちらのレビュー記事では CCD の素性の良さが評価されている。

*2:長時間露光を行ったあとシャッターを閉めて同じ時間露光し、発生した熱ノイズを最初に撮影した画像から「減算」するノイズリダクション。熱ノイズはほぼ皆無になるが、2回長時間露光を行うため、1回の撮影に非常に時間がかかるという欠点がある。