Cyber-shot T11 発表。(PC Watch)
今回のオチ。
- 1/2.4 型 530 万画素 CCD。有効 510 万画素。
- 35mm 換算時 38-114mm / F3.5-4.4 "Carl Zeiss Vario-Tesser" 銘 3 倍ズームレンズ。
- マクロのはワイド端でレンズ前 8cm 〜 テレ端 25cm。シーンモードにある拡大鏡モードでワイド端限定 1cm。
- ISO 感度は 100 〜 400。
- シーンモードは拡大鏡・夜景・夜景&人物・風景・スノー・ビーチ・高速シャッター・打ち上げ花火。
- 内蔵フラッシュは 0.3 〜 1.5m までの非力なもの。
- 2.5 型 21.1 万画素ハイブリッド液晶。半透過型の為屋外での視認性が良いとされる。
- 最大 640 × 480 @ 30fps の音声付き MPEG 動画撮影機能。
- PictBridge 対応。
- メモリはメモリースティック DUO。PRO DUO にも対応。
- 電源はインフォリチウム T タイプ。
- 三脚穴無し*1、光学ファインダ無し、レンズカバー無し。
VAIO X505 イズム再び。なんでもかんでも省略して「世界最薄でござい」というその根性はいっそ見上げたモンですが、今回はレンズカバーをつけることすら放棄して薄さを強調。薄くて携帯性さえよければレンズが汚れたり傷ついたりしてもいいようです。ついでに三脚穴も無いのでデフォでは夜景不可。*2相変わらず消費者ナメきった態度ですね。でも売れるんでしょうね。
画質はまだサンプルが出ていないのではっきりした事は言えませんが、CCD もレンズも T1 のをそのまま継承しているので劇的な改善は厳しいでしょう。レンズも暗いままでフラッシュも相変わらずのヘボさなので、室内での撮影も難しそうです。液晶へのプレビュー品質ももう少しまともにならないとせっかくの大画面が生かしにくい。
ただ逆に起動やレリーズタイムラグなどのスピード面や MPEG による長時間動画、ズーム位置がワイド端のみで使いどころが難しいとは言え、強力なマクロである拡大鏡モード*3なども継承されているため、このあたりのニーズには応えてくれるデジカメにはなるでしょう。
*1:ただしこのケースを購入すれば三脚は取り付けられるようになる模様。それでも完全に固定されるかどうかは多少疑問だが……。
*2:「三脚なんか使わねー」という意見はよく聞くが、逆に「手持ちで夜景を撮ってブレたことないから三脚なんか使わねー」という話はぜんぜん聞かないという不思議現象。「夜景なんか撮らないから使わねー」なら聞いた事あるけど。
*3:ただ思うんだが、T11/T1 に限らず Xacti なんかもそうなんだけど、レンズの繰り出さない機種でワイド端限定でかつワーキングディスタンスを確保できない(=接近しすぎないと効力を発揮しない)マクロって意味あるんだろうか。レンズが繰り出さない分ボディと被写体とが接近しすぎ、影が出来まくると思うんだが。っていうか店頭で試したらすんげぇ使いにくかったんだが。