407万画素CCDを搭載して1万9800円??イオン「D'zign DZ-438」

 イオンから登場した 2 万円で 400 万画素のデジカメ・D'zign DZ-438 のレビュー。等倍サンプルつき。
 400 万画素という情報量をイオンでデジカメ買うようなユーザが果たして生かしきれるのかという話はさておき*1、画質以外はなかなか良好な模様。起動 2 秒・撮影間隔 3 秒と最低限のスピードは達成しているようです。それ以外の仕様も値段を考えれば比較的まともで、とりあえずこれの前の 300 万画素機である D'zign DZ-338 が ISO 感度 40 固定という消費者をナメきった仕様だったのに対しかなり頑張っている印象を受けます。
 ただパンフォーカスでマクロモードも無いのでお花撮りとかでも使用できないので注意が必要でしょう。また 気になったのは手ぶれ警告がなさそうな点と、電源が簡単に入ってしまう点、シーンモードの「夜」でフラッシュが使用できない点。特に最後のは夜景モードに相当するはずなのにスローシンクロが使えないらしいので気になります。夜景記念写真撮れねーってことでしょうか。
 画質に関しては色が浅く周辺光量落ちが激しく解像感も無く、はっきり言えば 400 万画素 CCD に金をかけるくらいならレンズまともなのを載せやがれコンチクショウって感じですが、世の中画素数さえあって値段が安ければ売れるので問題無いんでしょうマーケティング的には。
 まぁ 2 万円のエントリー機としては思ったよりはマシかなと。せめて電池は単 3 にして欲しかったですが……。

 

*1:よく「この値段ならもっとマシな写り方をする 200 〜 300 万画素機が買える」と言われており、まったくもってその通りなのだが、この記事でも同じ事を言っていてちょっとワロタ。