smc PENTAX-DA 14mmF2.8 ED(IF) 国内発表。(PC Watch)

 現状では *ist D 専用になる K マウント用広角単焦点レンズが国内発表。

  • 焦点距離 14mm。*ist D 装着時の 35mm 換算時焦点距離 21.5mm。
  • 開放 F 値 2.8。最小絞りで F22。絞り羽 6 枚。
  • レンズ構成は 11 群 12 枚。特殊低分散ガラスレンズ 1 枚、高屈折率低分散ガラスレンズ 1 枚使用し色収差を補正。
  • 最短撮影距離は CCD 面より 17cm。最大撮影倍率は 0.19 倍。
  • フィルタサイズ 77mm。
  • AF 合焦後切替無しに MF が有効になる「Quick-Shift Focus System」を搭載*1。AF 時はピントリングが回転しない。
  • 花形フード付属。PL フィルタ操作用の窓が開けられている。
  • サイズは 83.5 × 69mm。重量 420g。*ist D 装着時の総合重量は 970g(電池・記録媒体別)。
  • 予想実売 7 万円前後。


 「デジタル専用レンズで十分なラインアップがない」という点で Canon と同じ境遇だった *ist D ユーザに朗報*2焦点距離 21.5mm となかなかの画角を確保したデジタル専用レンズの登場です。
 なおこのレンズはイメージサークルAPS-C サイズの CCD に最適化されているため、フィルムカメラには装着できませんが、マクロ域でも使用できそうなのでいろいろと表現の幅が広がりそうです。

 

*1:OLYMPUS E-1 の AF 後 MF と同じと思われる。これむっちゃ便利。

*2:PENTAX は 35mm フルサイズのデジタル一眼レフを開発中との話がある為、将来のボディラインアップは Canon と似たようなものになると思われる。が、Canon と違うところは APS-C サイズのデジタル一眼レフ専用レンズをリリースするところにある。リリース頻度は ZUIKO DIGITAL に勝るとも劣らないスローペースながら、*ist D ユーザは今のところ安心してレンズを待つことができる。対して Canon は 10D や EOS KISS DIGITAL などの APS-C サイズデジタル一眼レフ用に専用レンズをリリースしていないため、特に純正で広角側の画角を揃える為には相当な経済力が必要となり、またイメージサークルで使用されない面積が大きくなる。現在でも「10D に標準レンズ無し」といわれているのはこれと同じ理由。特に初心者は NikonOLYMPUS のようにデジタル専用レンズが整備されているメーカーを選択するのが賢明と考える。もちろん SIGMA などのサードパーティ製レンズを使用するなら話は別だが(実際 10D に SIGMA 製レンズをつけている人はよく見かける。というかそれしか見かけない)。