DiMAGE X50 発表。(PC Watch)
光学ズームつき薄型デジカメの始祖にして屈折光学系ズームレンズの元祖、DiMAGE X シリーズ最新作。
- 1/2.5 型 540 万画素 CCD。有効 500 万画素。
- 35mm 換算時焦点距離 37-105mm / F2.8-5.0 の光学 2.8 倍ズームレンズ。従来の X シリーズの縦型潜望鏡タイプではなく、横並びの屈折光学系に変化した。その為レンズ前玉は縦方向中央部に配置されている。またテレ端が暗くなった。
- マクロは DiMAGE X シリーズ伝統のオートマクロタイプ。最短ワーキングディスタンスはズーム全域で 10cm。撮影倍率は 0.82 倍相当。
- 今回からスーパーマクロを搭載。最短ワーキングディスタンスは 6cm。最大撮影倍率は 1.1 倍相当。
- ISO 感度は 50 〜 400。
- シーンモードは 7 種類。うち 4 種類は DiMAGE F シリーズに搭載されたのフルオートシーンセレクターに対応。
- スローシャッターノイズリダクション装備。
- AF は TTL CCD コントラスト検出。測距点は横並び 5 点。
- 光学ファインダ搭載。かつてミノルタが DiMAGE X を開発する時、その誇りをかけて搭載したのがコレ。SONY、OLYMPUS の開発者は猛省しる。
- 2.0 型 11.5 万画素デジタルインターフェースカラー TFT 液晶。かなり大型化されトレンドに乗った。
- 最大 320 × 240 @ 30fps の音声付き動画撮影機能。コーデックは QuickTime。ナイトムービー機能も Xg より継承し搭載。
- 内蔵フラッシュ到達距離は ISO 感度オート時ワイド端で 3.2m まで。
- PC との接続は USB1.1。PictBridge 対応。
- 電池は専用リチウムイオンバッテリ。
- 記録媒体は SD/MMC。
- 寸法は 83.5mm × 62mm × 23.5mm、重量 125g(電池・メモリーカード別)。
- カラーバリエーションはフレッシュシルバーの他スイートレッド、グラファイトブラックを用意。DiMAGE Xt と同じですな。
- オプションで水中ハウジングも用意。
とりあえず注目すべきトピックとしてはスーパーマクロの搭載。ワーキングディスタンスが 6cm と十分取れる状態で 1.1 倍相当のマクロ撮影が可能。今回レンズ位置が下がった為ボディによる影が出来やすくなりましたが、6cm も取れれば十分でしょう。しつこいほど言ってますが、ちゃんと距離を取れないマクロなど駄マクロです。偉い人にはそれがわからんのです。
個人的に嬉しいのは背面インターフェースの刷新ですね。OLYMPUS や PENTAX に近い操作系統になり、また背面液晶も中央から左寄りに移動したので、片手撮りがしやすくなりました。スナップ主体の小型デジカメではここんとこ重要。ズームレバーが十字キーから独立したのも地味に好ポイント。あと十字キー左右に機能が割り振れるカスタマイズ機能も健在で、ここに露出補正をセットすると非常に使いやすいです。
基本的には正当進化というかそんな感じ。個人的には Xg で省かれたクレードルが復活して欲しかったところですが……。