LUMIX FZ3 発表。(PC Watch)

 次は FZ シリーズの下位機種で高倍率ズーム市場の中興の祖、FZ1 系の最新作 FZ3。

  • 1/3.2 型 334 万画素 CCD。有効 300 万画素。
  • 35mm 換算時焦点距離 35-420mm / F2.8 固定の光学 12 倍ズーム "Leica DC VARIO-ELMARIT" 銘レンズ。
  • 光学手ぶれ補正機能 "MEGAOIS"。こちらも FZ20 同様に進化。
  • 最小絞りは F8.0 まで。
  • 通常ワーキングディスタンスはワイド端 30cm / テレ端 120cm。ただしマクロおよびA/S/M時ワーキングディスタンスはワイド端 5cm / テレ端 120cm。
  • ついに待望のマニュアル露出が搭載。
  • AF 方式は TTL CCD コントラスト検出。AF タイプは 9 点測距に加え、測距点を 3 点に減らす事で AF スピードが倍速になるモードと 1 点測距のモードを備える。
  • AF 補助光あり。
  • 測光タイプは評価測光・中央重点測光スポット測光
  • シャッタースピードは 8 〜 1/2000 秒。
  • ISO 感度は 80 〜 400。こちらも 1/3.2 型 200 万画素 CCD から微細化しているが最低感度はアップしている。
  • ホワイトバランスはオートと 4 種のプリセット+ユーザーセット。また 300K ステップで±10ステップのホワイトバランス微調整機能も備える。
  • 内蔵フラッシュ到達距離は ISO オート時 4.6m。なお今回からパンタグラフ式フラッシュではなくなった為、簡易バウンス撮影には使えなくなった。魅力減。
  • 1.5 型 11 万画素低温ポリシリコン TFT 液晶。EVF は 0.33 型 11.4 万画素。
  • 最大 320 × 240 @ 30fps でメモリ一杯まで記録可能な音声付き動画撮影機能。
  • メモリーカードの転送速度によって速さが決まるフリー連写モード・標準画質で 3 コマ/秒・13 連写。FZ20 と同じなのはヴィーナスエンジンII に供給される機能だから。ただし最高画質では画素数が少ないため 7 枚まで連写可能。
  • PC との接続は USB。マスストレージだけでなくプロトコルとして PTP も。PictBridge 対応。
  • 記録媒体はSD。
  • 電池は専用リチウムイオン充電池
  • 花形フード標準添付。回転しなくなった。
  • 寸法は 108mm × 68.4mm × 84.8mm。重量はバッテリ・メモリ無しで 290g。OLYMPUS CAMEDIA C-770UltraZoom の 300g より 10g 軽くなり、高倍率デジカメ最軽量タイトルを勝ち取った(寸法は 770 のほうが小さい)。
  • オプションでNDフィルタ・MCプロテクタを用意。ワイコン・テレコンなどは用意されない。
  • カラーバリエーションはシルバーのみ。今回は子供の運動会を撮影するママさんがターゲットなので黒は用意されないかも。EOS における KISS シリーズみたいな位置づけか。


 まぁそんなわけで FZ2 にもきちんと後継機が出ました。1/3.2 型 300 万画素という、文月たんが聞いたら Nikon F3 と(中略)にレフレックスニッコール 500mm F8 とか付け(中略)カチ込みに行きかねない危うさの画素ピッチですが、ヴィーナスエンジンIIのおかげで思ったほどひどい画質にはなっていませんね。どうでもいいけど FZ20 にはポートレート皆無でこっちはポートレートばっかりってどういうことですがサンプル。
 それはともかく、手軽に高倍率ズームを楽しむためのデジカメとしては非常にいいのではないかと。