EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM ・ EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM 国内発表 / EF-S18-55mm F3.5-5.6 USM 単体発売発表。(PC Watch)

 これまで EOS KISS DIGITAL 専用だったショートバックフォーカス仕様の EF-S レンズがラインアップ拡充。EOS 20D の EF-S 対応と合わせていよいよ本格展開の模様です。
□ Canon EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM. □

  • 焦点距離 17-55mm。35mm 換算時焦点距離は 27-136mm。
  • 開放 F 値は F4-5.6。最小絞りは F22 〜 32。絞り羽 6 枚。
  • レンズ構成は 12 群 17 枚。ガラスモールド(GMo)両面非球面レンズを 1 枚使用。
  • AF駆動はUSM。
  • Image Stabilizer(IS)搭載。シャッタースピード 3 段分の補正効果。
  • フィルタ径 67mm。
  • 最短撮影距離は全域 35cm。最大撮影倍率 0.20倍。
  • 重量 475g。
  • 発売は9月下旬。価格 91,350 円。実売 77,600 円


 約 5 倍という広いズーム比を持ちつつコンパクトにまとめた新標準ズーム。これ 1 本でだいたいの撮影に対応できるようになっており、また IS が装備された事でレンズの暗さをカバーできているというまさに万能レンズ。個人的にはもうちょっと明るさが欲しかったですが、まぁ F3.5 も F4 もぶっちゃけそれほど変わらないし(暴言)。
 これが EF-S でなければ本当に Canon は神だったんですがねー……。
□ Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM. □

  • 焦点距離 10-22mm。35mm 換算時焦点距離は 16-35mm。
  • 開放 F 値は F3.5-4.5。最小絞りは F22 〜 27。絞り羽 6 枚。
  • レンズ構成は 10 群 13 枚。ガラスモールド(GMo)非球面レンズ 2 枚、レプリカ非球面レンズ 1 枚、スーパーUDレンズ 1 枚を使用。
  • AF駆動はUSM。
  • フィルタ径 77mm。
  • 最短撮影距離は全域 24cm。最大撮影倍率 0.17倍。
  • 重量 385g。
  • 発売は11月下旬。価格 102,900 円。実売 87,400 円


 カメラ側ミラーの対応が必要な EF-S ですが、その特性をフルに生かしたレンズがとうとう登場。現在普及価格帯に位置する APS-C クラスのデジタル一眼レフで 16mm 相当の画角が使用できる唯一のAFレンズとなります。*1
 
 なお、EOS KISS DIGITAL のセットレンズだった EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM も単体発売決定。こちらは 9 月下旬発売で 31,500 円。実売 25,200 円。
 ちなみにどの EF-S レンズもフードは別売りの模様。へんなところでケチってるなーと思うのは俺だけですか。

 

*1:例外として、Nikon AF DX Fisheye Nikkor ED 10.5mmF2.8G で撮影した画像を Nikon Capture 4 で広角変換することで 14mm 相当の画角を得る事が可能。ちなみにこの機能はどうも Exif 内のメーカーパラメータのチェックを行っているようで、このレンズ以外での魚眼画像、たとえば COOLPIXFC-E9 / FC-E8 などで撮影した画像は広角変換できない仕様になっている。が、Raw2Nef に -y オプションをつけて変換をかけると、広角変換を有効化することができる。→情報ソース:画日記log: