EXILIM CARD EX-S100 発表。(PC Watch)

 2002 年にセンセーショナルな登場を果たした初代 EXILIM から 2 年。とうとうカード型 EXILIM にも光学ズームレンズが装備されました。……ものすごく暗いズームレンズが。
□ CASIO EXILIM CARD EX-S100. □

  • 1/3.2 型 334 万画素 CCD。有効 320 万画素。
  • 35mm 換算時焦点距離 36-102mm / F4.0-6.6 の光学 2.8 倍ズームレンズ。透過性セラミックレンズを世界で初めて搭載。
  • 通常時最短ワーキングディスタンスは 40cm。マクロ時最短ワーキングディスタンスは 17cm。
  • AF は TTL-CCD コントラスト検出。EX-Z40 から搭載されたオートパンフォーカスも継承。
  • スローシャッターノイズリダクション装備。
  • ISO 感度は 50 〜 400。
  • ホワイトバランスはオートとプリセット 6 種類+マニュアル。
  • シーンモードはビジネスショットを含めたベストショットで 23 種。
  • 2.0 型 8.5 万画素デジタルインターフェースTFTカラー液晶。
  • 320×240@15fps でメモリ一杯まで撮影できる音声付き動画撮影機能。
  • 内蔵フラッシュ到達距離はワイド端時 2.5m まで。Cyber-shot T1 よりは暗所への対応が可能。
  • 光学ファインダ無し。
  • PC との接続は USB。PictBridge 対応。
  • 記録媒体は SD / MMC と 9.3MB の内蔵メモリ。
  • 電池は専用リチウムイオン電池
  • 寸法は 88 × 57 ×16.7 / 14.2(最薄部) mm。重量は電池・メディア別で 113g。
  • 発売日は 9 月下旬。実売 49,800 円。


 とりあえず特筆すべきはそのレンズの暗さ。F4.0 というワイド端もさることながら F6.6 のテレ端は正直どないやねんと。それで 1/3.2 型 300 万画素という極小画素で最低感度 50。しかも山Qさんのサンプル見るとえらく周辺部流れてるし。光学ファインダも無い。なんつか、Cyber-shot T1 が売れた実績が悪い形で現れてませんかこれ。*1
 ただまぁ内蔵フラッシュはまともなものを載せていますし、三脚穴もあるので、とりあえず暗所や夜景には比較的対処しやすいように出来ています。正直やりすぎ感が高くてあまりオススメはしたくないデジカメですが、電池の持ちはいいのでフラッシュを多用する人は通常運用できる機種でしょう。

 

*1:もちろん開発時期を考えると T1 を見て「あ、ここまでやっていいんだ」と思って作ったとかそういうわけじゃないでしょうが。