Cyber-shot V3 発表。(PC Watch)

 8/30 に国外発表のあった SONY Cyber-shot の最新型がいろいろ発表。まずは V1 の後継機 V3 です。

  • 1/1.8 型 740 万画素 CCD。有効 720 万画素。
  • 35mm 換算時焦点距離 34-136mm / F2.8-4.0 "Carl Zeiss Vario Sonnar" 銘光学 4 倍ズームレンズ。V1 から継承。
  • 最小絞りは不明。おそらく F8.0 まで。
  • 通常時最短ワーキングディスタンスは 50cm。マクロ時最短ワーキングディスタンスはワイド端 10m / テレ端 40cm。
  • AF 方式は TTL CCD コントラスト検出。測距点は 5 点で、マルチポイント・中央重点・スポットにて測距点を選択できる。AF モードはシングル・モニタリング・コンティニュアスの3つ。
  • AF 補助光(ホログラフィックレーザー)あり。暗所撮影モードとして赤外線によるモノクロ撮影「ナイトショット」、フレーミング時に赤外線を使用する「ナイトフレーミング」を用意。
  • 測光タイプは単純49分割のマルチパターン測光、中央重点測光スポット測光
  • シャッタースピードは 30 〜 1/2000 秒。
  • スローシャッターノイズリダクション装備。
  • ISO 感度は 100 〜 800。最近の 1/1.8 型 CCD としては高感度。
  • ホワイトバランスはオートと 5 種のプリセットおよびユーザーセット。
  • 内蔵フラッシュ到達距離はワイド端時 3.0m。外部フラッシュ用ホットシューも備える。
  • 2.5 型 12.3 万画素 TFT 液晶。ドットピッチ的には微妙な密度。
  • 光学ファインダも搭載。
  • 最大 640 × 480 @ 30fps でメモリいっぱいまで記録可能な音声付き動画撮影機能。コーデックは MPEG-1。
  • 連射性能は高速連射時 2.5 コマ/秒。最高画質で 8 枚ぶんのバッファを搭載。
  • PC との接続は USB2.0PictBridge対応。
  • 記録媒体はメモリースティック / Proに加え、CF Type I。その為マイクロドライブ / 1" HDD には対応しない。
  • 電池は専用リチウムイオン充電池
  • 寸法は 119.8 × 72 × 63mm。重量は電池・メモリースティック込みで 410g。
  • オプションでテレコン・ワイコン、クローズアップレンズ、花形レンズフード、PLフィルタ、NDフィルタ、MCプロテクタ、外部フラッシュ、リングライトなどを用意。最近の一体型としては充実している。
  • 11月05日発売予定。実売 79,800 円。


 1 号がいて 2 号がいなくて V3 がいるわけですが、そんなことはともかく V1 の後継機です。レンズの基本性能が V1 から変わっていないのですが、V1 自体が操作系などに練り込み不足の所があったので、このグレードアップは意義のあるものといえるでしょう。たとえばズームレバーとか光学ファインダとか。
 あと最近の SONY らしく大きくてある程度密度が確保された液晶が搭載されているのもいいですね。あとメモリースティックだけでなくコンパクトフラッシュ TYPE I に対応したのも大きい。SONY のハイエンド機らしく暗所撮影機能も優れています。ボディもホールディングしやすそうなグリップとか萌え。こういうハイエンド機に関しては SONY はなかなかいい仕事するんですよねぇ……。
 画質に関してはサンプルが出ていないのでまだわかんないです。ただ最近の SONY の絵作りは、色をしっかり出そうとしている傾向にあるので、どれくらい進化しているか楽しみ。解像に関しては、ディティールを殺す今のノイズリダクションを根本的になんとかしてほしいところ。今のままだと画素数がムダに多い写真になっちゃいますからねぇ……。