各メーカー in フォトキナそのに。

//dc.watch.impress.co.jp/cda/other/2004/10/02/194.html" target="_blank">KONICAMINOLTA「感性に訴えるデジタル一眼の開発を目指した」:こないだの「いおみたいた*1」とは打って変わって慎重な発言のフォトキナでのインタビュー。確かに Anti-Shake を採用したコニルタの技術力はすばらしいものです。が、デジタル一眼レフシステムとしてはやはりまだ未完成。何より α-7 DIGITAL 用に作られたレンズが(OEMとみなされているものを除いては)現時点で無く、またデジタル対応を果たしたレンズが無い事を考えるとこの先の道のりは大変そうです。ただ OLYMPUS E システム 1 年がかりで現在のラインアップ(およびロードマップ)を用意したわけですから、長い目で見た方がいいでしょう。ただ Anti-Shake を使用している α-7 DIGITAL の場合、どうしてもイメージサークルが通常の APS-C サイズのものより大きく作らなければならないという命題があるため、他の APS-C 系マウントに比べサードパーティ製レンズなども含めてやや不利かもしれません。何にせよこれから。そして定評のある α シリーズのファインダに期待。
//dc.watch.impress.co.jp/cda/other/2004/10/01/187.html" target="_blank">キヤノン岩下本部長、デジタルカメラ市場を語る:EOS 1D MarkII、20D、そして 1Ds MarkII と快進撃の続く Canon。コンパクトデジカメではややスタイリッシュ系で押されている状況ですが、新しい IXY DIGITAL で盛り返しそう。そしてコンパクトで問題となっている高画素化による画素極小化と感度低下の問題を取り上げています。読んでいくと結局はマーケティング結果が正義ということで、すなわち画素数が最も求められていると言う事になります。以前 CASIO が EXILIM ZOOM EX-Z40 をリリースしたとき、ユーザー調査で最も上位だったのが「バッテリの持ち」だったことと対照的な話です。バージンユーザほど画素数を求めるふしがあるのは俺も販売員時代に実感しまくりでしたし、他のカテゴリ、たとえば PC にしても「初心者であればあるほど高クロックな CPU を欲しがる」と言った風潮がありますよね。買い換え需要がある程度頭打ちになりつつある現在、メーカーがバージンユーザを獲得するには画素数が必要であり、結果的にそれが感度低下に繋がっているという皮肉な現実。そして手ぶれをおそれた買い換えユーザが Panasonic に走り、次に被写体ぶれに直面するのではないでしょうが……。デジカメが高感度化するには次の技術革新と、マーケティングの変化を待つ必要があるのかもしれません。
//dc.watch.impress.co.jp/cda/other/2004/10/01/181.html" target="_blank">Nikonニコンデジタル一眼レフカメラ戦略の現在と未来」:超ヒット D70 より半年後、ミッドレンジ以上で Canon に巻き返され気味の NikonD2X は目下サンプル待ちの状態で、2ch などでは早くもあきらめの声が聞こえてきています。今の Nikon に強みがあるとすれば APS-C サイズとデジタルに特化した DX レンズ。フォーカス精度の話が出ていますが、考えてみればデジタル対応レンズというのはピントにも厳しい精度を要求されるわけで、Nikon はそれにきちんと対応しようとしているようです。あとボディは D100 と D70 カバーするレイヤの上下にラインアップを拡充させるとのことで、もしかしたら今度こそ U DIGITAL で第2の価格破壊を起こす気かもしれません。

 しかし impress かなり突っ込んで話聞き出してるなぁ……デジタルカメラ○ガジンも見習って欲しいにょ。