ZUIKO DIGITAL 40-150mm F3.5-4.5 ハンズオン。

 本来はE-300の為に作られたレンズですが、E-1ユーザで購入を考えている人は多いんじゃないかと思われる 40-150mm。本日発売と同時にゲットしてまいりました。

 まだ何も撮りに行ってないので画質に関しては言えませんが、とりあえずいじくってみた感想。

  • 質感は値段なり。質感のグレードとしてはD70のセットレンズ18-70mmと同等くらいかも。ただしズームリングやフォーカスリングの感触に関しては、14-54 など先に出たレンズに極力近くしてあるようで、安レンズにありがちなスコスコ感はあまりない。ただし距離目盛りが無いのはやっぱりションボリ。
  • 大きさは 14-54 をちょっとだけ太くしたような感じ。重量も同じくらい。遠目で見ると区別付かないかも。ただしテレ端までのばすとニョッキリ飛び出てマダムもうっとり。
  • フォーカス音はかなりうるさい。あと遅い。電源入れたての無限遠状態*1からフォーカシングすると「じゅびぃぃいーむ、じゅびっ」という感じで合焦する。
  • ただし合焦精度は良さげ。同メーカー内とはいえE-300用レンズなのでE-1との相性は懸念したが、まぁ多分大丈夫かと。実際はテストしてみないとわからないが。
  • でも合焦範囲が最短150cmと寄れない。この距離って意外と苦戦しそう。
  • レンズケースは無し。14-54mmに添付したやつで代用しようとしたけどレンズフードが意外に大きくてちょっとキツキツ。ケンコーあたりのを買うしか。
  • レンズフードは大型でなかなか頼もしいのだが、このレンズはフォーカス時前玉が回転するタイプで、しかも無限遠→近接への回転方向と、レンズフード取り外し時の回転方向が一致するため、いざ撮影という時に逆さ付けしたレンズフードを外そうとしても前玉が回転して外せない、という事態になりそうな予感。
  • 全体的に「コストダウンの跡が見られるがちゃんとズイコーデジタルしてる」という感じ。ヨドバシに置いてあるシグマのフォーサーズ版 18-125mm や 18-50mm を触ってみて、あまりに違う操作感にぐんにょりしていたため、俺的には1万安くてカタログスペックで勝る 55-200mm の発売を待たなくても良かったと感じている。

 こんな感じです。まぁ3万円でこの質感なら十分でしょう。

 

*1:ズイコーデジタルは全てパワーフォーカスの為、電源OFF時にはピント位置を無限遠にセットしてから終了するようになっている。