ボディの感触

 「デカい」「デる」「ドバァ」*1など言われているE-300ですが、E-1ユーザの俺からすると一回り小さくなってるし軽くなったしでいい感じです。そして何よりグリップ感やレンズとのバランスなど、特に手に持った時の感触に関してはE-1同様バツグンによろしい。もちろん数字上の小ささでは *ist DSに負けてしまいましたが、俺的にはサイズダウンしつつE-1の良さである「ホールドした時のバランス」を大事にしてくれたオリンパスに拍手を送りたい。
 ただグリップ部ににゅっきりと飛び出た棒状の突起、これは薄くなったグリップに強引に指の「かかり」を作ったような感じでちょっと不格好。これで手が痛いという人もいらっしゃるのでもうちょっと考えて作って下さい>オリンパスさんと思った。

 細部を見てみましょう。まずE-300発表当初懸念されていた電源スイッチとストラップとの干渉ですが、電源スイッチがやや奥(レリーズボタン側)に移動することで解決されています。首から下げつつ電源ON/OFFしても問題なし。
 レリーズボタンの押下感はストロークが浅くなり、かつ半押し時のクリック感が明確になりました。ちなみにこことホットシューが黒くないのはオリンパスの中の人いわく「コストのために黒く塗らなかった」そうです。
 ボディの素材はプラスチックですが、仕上げが良いので安っぽさはありません。もちろんオールマグネシウムダイキャストなE-1と比べると「値段なり感」が出てきますが、EOS KISS DIGITAL のようなぬっぺり感は無いので大丈夫。このあたりはD70と同レベルかなと思います。
 ボディに対して不満があるのは一つ。レンズイジェクトボタンの位置がちょっと悪く、背面キーを操作している時ちょうど左手中指の「かかり」になるため、なんか気になります。押してしまいそう。
 

*1:この言い回しを知っている人は奇面組マニア確定。