FinePix S9000 / S5200 / E900 発表。(デジカメWatch)

  • FinePix S9000
    • 名機S603〜S7000の後継ハイエンドコンパクトデジタルスチルカメラ。ハイそこ略さない。
    • 1/1.6型900万画素スーパーCCDハニカムV HRを搭載。F10と同じく高感度耐性が強くISO1600まで設定可能。
    • 28-300mm相当/F2.8-4.9な高倍率ズームレンズ。デジタル一眼レフ用の高倍率ズームと同じ焦点レンジで2/3〜1段近く明るい。メカニカルマニュアルズーム。
    • AFはコントラスト検出と位相差検出のハイブリッド。
    • 上記3点によりデジタル一眼レフなみの使い勝手を実現。残るはEVFだが、背面液晶がティルト稼動タイプなので運用性は大きくアップ。対低価格デジタル一眼レフの材料としては十分。しかも実売79800円
    • E-1やDiMAGE Aシリーズなどにみられるパトローネ部ぶった切りデザイン。
    • テレ端300mm相当で最短WD90cmのマクロ。
    • 総じてスペック上類を見ない最高のハイエンドデジタルスチルカメラ。ハイハイだからそこ無理に略さなーい。
  • FinePix S5200
    • 1/2.5型500万画素スーパーCCDハニカムV HR。Z1と同じとおもわれ、画質的に散々だったS5000がとうとうリベンジしたという印象。
    • レンズは38-380mm相当/F3.2-3.5。ほんのちょっと暗いのが気になる。
    • これもテレ端380mm相当で最短WD90cmのマクロ。
    • あとはPowerShot S1 ISと同じEVFフリーズ仕様が改善されているかどうか。F10では改善されているのできたいしてよいのではないだろーか。
  • FinePix E900
    • E550後継。なんでE510の後継じゃないんだよこのデコスケ野郎!
    • CCDはS9000と同じく1/1.6型900万画素スーパーCCDハニカムV HR。ただしISO800まで。
    • レンズは32-128mm相当/F2.8-5.6。マクロはワイド端のみのフジマクロ。
    • なんか今ひとつおもしろみに欠けるが、高感度+光学ファインダという割と珍しいタイプの堅実なデジカメだったり。

 スーパーCCDハニカムV HR+リアルフォトエンジンという高感度ノイズの少ない画像を出力してくれる組み合わせでのデジカメシリーズ第2弾ってところでしょうか。久しくアップデートされていなかったSシリーズがこぞって新機種導入。レンズ資産が無いという側面もありますが、低価格デジタル一眼レフではなくユニークかつ実用的に問題ないハイエンド機が8万弱という値段で出てくるフジに乾杯。28-300mmとテレ端WD90cmマクロがあればとりあえず当面は困らないでしょうし。
 S5200に関してはようやく世代交代という感じ。S5000はボディのできは非常によかっただけに画質と操作性とEVFフリーズが残念なことになっていたのでこれは歓迎したいところ。ただISO800までしかゲインアップしないということは、他の手ぶれ補正つき高倍率ズームデジカメが軒並みシャッタースピード2〜3段の効果があるとうたっているところにくると少々見劣りする希ガス
 E900に関してはE550じゃなくてE510の路線を貫いてほしかったにょーというカンジ。E510は広角28mmスタートのレンズだったので、こういうシブめの機種にこそ広角レンズを搭載してほしかったところです。コストの問題なんかのー。