xD-Picture Card Type H 発表。(デジカメWatch)

 「高い・遅い・独自杉」と言われ続けたxDにとうとう高速タイプが登場。xDはだいぶ価格もこなれてきたのですが、どうしても最近の多画素化に対応するには転送速度が「遅いぜ遅いぜアクビが出るぜ」だったのがネックでした。今回は2〜3倍の速度向上が見込まれています。
 最大3倍として考えた場合、通常xDの書き込み速度は3.0MB/s(Type Mは2.5MB/s)なので、およそ9.0〜7.5MB/s。SanDisk UltraII SDの書き込み速度が9.0MB/sなので、それほど見劣りするスペックではありません。
 問題なのは、この高速化の効果がオリンパス製デジカメで使用した際に限られるということ。なんでこんな閉鎖的なことするかなー。FinePix F10/F11が売れてxDのユーザーが増えてるんだから、オープンにしておかないとメディアが売れなくなるでしょがー。
 あと引っかかってるのは、xDはメモリコントローラがメディアではなく機器側にあるので、転送速度は機器側の性能に依るはずである、ということ。フラッシュメモリ自体の書き換え速度が速くなったのはともかく、従来のデジカメに搭載されているメモリコントローラが高速書き換えに対応していないと意味無いのではないかと……*1
 まぁ現状のSDも、機器側が20MB/sに対応していない製品ばかりなので意味がないと言えば意味が無いわけですが。

 

*1:Type Mの対応はたぶんアドレッシングの問題なのでファームの書き換えですむっぽいのだが……。