E-330雑感。

 というわけで言ってきました体感講座。触ってきましたE-330。結論から言うと「頼む、もうカンベンしてくれ、もう金が無いんだ俺には。だからこんな面白すぎるカメラをE-500から3ヶ月とかいう短い期間でださないでくれ」という感じ。
 ちなみに開発の方にインタビューはできなかったのですが、ITmediaのインタビューに答えていらっしゃった堀田様から少しお話を伺うことができました。

  • ボディ
    • 質感は上面を除いてE-300とほぼ同じ。モードダイヤルはE-500同様硬くなり、誤動作の危険性が減った。
    • 何よりグリップがよくなった。E-300はグリップ部に縦長の突起があり、長時間握っていると指の第一関節あたりが痛くなったが、今回は素直に握れて疲れなさそう。またボディが厚くなったぶん親指にゆとりができている。
    • 「ライブビュー時、ウェストレベルで持ったときに親指でシャッターが押しやすいデザインにしています。その為、今回はダイヤル付近にあった測距点選択ボタンなどは省略しています」(堀田様談)
    • E-300の時は上面が完全にフラットだったが、今回は若干傾斜がついている。
  • ライブビュー(技術面)
    • 既出情報だが、通常のペンタミラー式一眼レフでライブビューをやろうとすると、ペンタミラー中央の稜線が写り込んでしまう。E-330はポロミラーだからこの問題が発生しない。
    • これも既出だが、ダストリダクションはマクロライブビューを実現する上での必須機能。
    • ライブビューは撮像素子の感度を上げて、常に一定の明るさになるようになっている。そのため、絞りプレビュー時や絞り込み測光となるマウントアダプタ使用時、画面が暗くならない。特にマクロなど、ただでさえ絞るのに露出倍数がかかってさらに像が暗くなるような撮影では効果を発揮する。
    • ただし、あまりに絞りすぎる(F11以上)と感度の限界がきて像が暗くなる。そこでメニューの「ライブビュー拡張」をONにしておくと、ライブビュー映像が荒れたり白黒になったりフレーム数が落ちたりする代わりに、F22まで絞っても像を明るく保つことができる。また、暗所でライブビュー拡張をONにしておくと、通常のコンパクトカメラでも暗すぎて撮影できない被写体を撮ることが可能となる。ちなみに画素混合を行っているAモードよりもBモードのほうが暗所耐性性能はよいらしい。
  • ライブビュー(運用面)
    • 今まで、一眼レフでローアングル撮影や地面スレスレの撮影をする際、撮影者自身がかがんだり寝転がったりしなければならない。特に花などを撮影するネイチャー系カメラマンは腰痛持ちが多いらしい。対して、ライブビューなら撮影者の負担が軽減される。
    • 「地面からの高さわずか10cmのユキワレソウを撮ったとき、ライブビューモードのE-330を地面に置いて撮影してもムリだった。結局ユキワレソウの根本付近の地面を掘ってE-330をそこに置き、レンズだけが地面から飛び出るようにしてはじめて撮れた。ほとんどアリから見た視点のような写真だ」(講師の丸林先生談)
    • ロウバイは非常に高いところに咲いている為、光学ファインダの場合見上げて構える必要がある。その時は風が吹いていたので、風がやむまでその状態で待つ必要があった。E-330の場合はウェストレベルの楽な姿勢で構えて待っていればいいので、負担は少なかった」(同談)
  • ライブビュー(試してみて)
    • AモードでもBモードでも、露出イメージやWBが反映されない。俺的には「一眼てそんなもんやん」という意識があったので特に問題とはしていない(が、AWBはやっぱり不安定なので若干気になった)。
    • AモードでもBモードでも、ライブビューのフレーム数は30fps。
    • どちらのモードでも、[OK]を押すとスーパーコンパネが出る(ライブビュー映像上に半透明で投影)。ただし「かんたん表示」と「詳細表示」の切り替えは、一度ライブビューを切って行う必要があるっぽい。俺の調べが足りないせいかもしれんけど。
    • 絞り込みプレビューは今回ドライブモードボタンに割り振ることで行える*1。ただしワンタッチWB採取も同じボタンに割り振られるため、プレビューとワンタッチWBは両立できない。これは大いなる不満。
    • 絞り込みプレビューBは、Aモードで絞り込みプレビューを行うと、その時だけBモードに切り替わる。
    • Bモードで[INFO]ボタンを押すと情報表示OFF→ON→10倍拡大モードに。10倍拡大モードでは、拡大範囲が緑色のワクで表示され、十字キーで移動。[OK]ボタンで拡大する。戻すには[OK]をもう一度押す。
    • 10倍拡大モードは、コンパクトデジカメの拡大モードにありがちな画素拡大や画素拡大補完による表示ではない。ガチでそのまま拡大している(というか指定した場所をフル転送しているみたい)。なので、ピントの山が非常によく見える。
    • ただし、マクロレンズ使用時、10倍拡大モードのままピント合わせを行って、拡大を戻さずに撮影を行うと、ピント合わせ前のイメージと違うものが撮れることがあった。マクロの場合、ピント位置のささいな変更によって像の大きさが変わるためだ。これを防ぐためにはピント合わせを行ったあと[OK]を押して拡大を解除する必要があるが、ローアングルで液晶を水平に起こしている状態だと、本体に設置された[OK]ボタンを押すのが結構ツラい。また押したショックでカメラが動いてピント位置が変わる場合もある。なので、シャッター半押しで拡大を解除できるような設定が欲しい。これはオリンパスの中の人にお願いしときました。
    • Bモード時にシャッター全押しすると、一度ライブビューのために開いていたシャッターが閉まり、その後再度シャッターが開く。この間約1秒。待たされる感は意外に少なかったが、やっぱり違和感はあった。慣れの問題だろうけど。
  • 操作性
    • 基本的にはE-500から変わっていないが、測距点選択ボタンが無くなった為、スーパーコンパネの使いこなしが必要。E-500では「使えるとすげぇ便利」だったが、それ以前に必須となった。
    • メニュー体系もほとんど変わっていない。E-500を使っていた人なら難なく使える。つまり逆に言えば、ブラケットがメニューの奥にあるためアクセスしづらい点も継承してしまっている。
    • C-5060/7070WideZoomのようなフリーアングル液晶にしてほしかったという事を言ったら、「強度の問題とファインダの位置*2の関係から今回は見送った」との事。
  • その他(随時追記していく予定)
    • 内蔵フラッシュの音はE-300とほぼ同じ。静かな「バクン」。
    • 天体撮影のためのフィルタについては「予定はしていないが、天体撮影をする方の意見も多数頂いているため、できれば対応していきたい」との事。
  • お持ち帰りさせていただいた作例

 とりあえずこんな感じです。思い出したら追記していく予定。
 ちなみに講習会の約半数が俺と同年代くらいの人でした。E-500のときはほとんどが年配の方だったので、今回のE-330に対する世間の注目度がよくわかる感じ。
 ちなみに骨月さん(id:hone)とDigitalCamera-News.comのかわさきさんもいらっしゃいました。骨月さんとはそのままオフ会へなだれ込み。

 

*1:E-500はワンタッチWBボタン、E-300は[OK]ボタン。

*2:たぶん、これ以上右に行くと光路が長くなってファインダ倍率が下がるからと思われ。