DMC-L1 発表。(dpreview)
松下フォーサーズ第1弾。
おおざっぱに言うと、LUMIX LC1のデザインをベースに、E-330の中身を詰め込んで、操作系をLUMIX流にしたというもののようです。詳細はまた追って。
【追記】デジカメWatch速報。
あと、外観写真などからわかること。随時更新。
- 測光モード、ドライブモード、フォーカスモードは切替スイッチ。AF-S/C+MFの場合はどうなるんだろう。※↓【さらに追記】を参照。
- Live Viewボタンはあるが、A/Bを切り替えるボタンはない。やはりBモードオンリーなのか?(ファインダと内蔵フラッシュとの位置関係を見ると、E-330のようなAモード専用CCDを設置するスペースはなさそう)。
- E-330と違い、再生関連ボタンは右手側、撮影関連は左手側に配置。好みにもよるが、俺的には再生ボタンは右手側に欲しい(E-1/E-300のように)。
- シンクロ接点はE-300と同じ場所に接点が配置されているため、OLYMPUSのFLシリーズと互換性が保たれている可能性が。実際、今回参考出展された外部フラッシュはどうみてもFL-50です。本当にありがとうございました。
【さらに追記】imaging resourceのPMA2006ギャラリーからの考察。
【さらにさらに追記】現段階で出ている情報から、L1でのライブビューはE-330で言うBモードオンリー、つまり撮影用撮像素子(LiveMOS)使用の方式だけで行われているようです。そこで一つ疑問なのが、AFが可能かどうか。もし可能なのであればコントラスト検出方式になると思われますが、それで実用的な速度と精度を両立できるのかがカギとなりそう。まぁ、その技術の確立に「E-330から遅れること半年」という期間が必要、と言うことなのかもしれませんが。
まぁE-330と同じコンセプトや部材を使いながら、両社ともうまくキャラ分けしてきたなぁという感じです。
なお、松下のニュースリリースによると、「the new Live MOS sensor, developed using Panasonic's originalνMaicovicon"TM technology.(LiveMOSはνMAICOVICONをベースにしている)」とされています。やはり去年の10月に俺がインタビューした内容は割と核心を突いていたようで。
νMAICOVICONはもともと携帯電話用の撮像素子において省面積化&多画素化をすすめる際、ノイズ低減やダイナミックレンジ維持のために開発されたものです。Nikon D2Xに採用されたSONY製CMOSで使われているノイズ低減技術「カラムQV」も、もともとは携帯電話用CMOSのために培われた技術だったりします。
世のデジカメオタクの長年の夢であった「極小画素化を支える最新技術で大きい撮像素子を作る」という命題は、1/1.8型とか2/3型とかそんなケチくせぇレベルを越えた規模で実現されたと言えるでしょう。
このあたりの詳しい話は日経エレクトロニクス no.894に書かれています。他にも「撮像素子をゆがませてデジタル版写ルンですを実現する」など興味深い記事が書かれていますよ。
*1:明言はされていない。