DMC-L1 発表。(dpreview)

 松下フォーサーズ第1弾。

  • フォーサーズマウント。
  • ダストリダクション搭載。
  • 有効750万画素Live MOSセンサ。
  • E-330と同様のライブビューA/B*1を実現。
  • チップセットはヴィーナスエンジンIII。
  • 2.5型20.7万画素TFT液晶。ただし固定式。
  • 記録媒体はSD / SDHC
  • LUMIX LC1と似たAモードつきシャッタースピードダイヤル。
  • 手ぶれ補正つき標準ズーム「LEICA D VARIO-ELMARIT 14-50mm/F2.8-3.5 ASPH Lens」。

 おおざっぱに言うと、LUMIX LC1のデザインをベースに、E-330の中身を詰め込んで、操作系をLUMIX流にしたというもののようです。詳細はまた追って。
【追記】デジカメWatch速報。
 あと、外観写真などからわかること。随時更新。

【さらに追記】imaging resourceのPMA2006ギャラリーからの考察。

  • 内蔵フラッシュのポップアップはLUMIX LC1/FZ1/2と同じタイプ。つまりムリすればバウンス可能カモ。
  • アスペクト比変更可能。光学ファインダへの対策はどうなんだろう。ガイド線を入れるだけだろうか。それとも強制的にLive VIEW Aモード?
  • AF時MFはE-1と同じくメニューからのOFF/ON選択式。
  • 「AF ASSIST LAMP」と「AF-LED」の違いはなんだろう。この二つは、「内蔵フラッシュのプリ発光」と「LED照射」の2種類のAF補助光を持っていると言うことだろうか?
  • 「MF ASSIST:3x」という表記。これってBモード時の拡大率を変更できるってこと?

【さらにさらに追記】現段階で出ている情報から、L1でのライブビューはE-330で言うBモードオンリー、つまり撮影用撮像素子(LiveMOS)使用の方式だけで行われているようです。そこで一つ疑問なのが、AFが可能かどうか。もし可能なのであればコントラスト検出方式になると思われますが、それで実用的な速度と精度を両立できるのかがカギとなりそう。まぁ、その技術の確立に「E-330から遅れること半年」という期間が必要、と言うことなのかもしれませんが。
 まぁE-330と同じコンセプトや部材を使いながら、両社ともうまくキャラ分けしてきたなぁという感じです。
 
 なお、松下のニュースリリースによると、「the new Live MOS sensor, developed using Panasonic's originalνMaicovicon"TM technology.(LiveMOSはνMAICOVICONをベースにしている)」とされています。やはり去年の10月に俺がインタビューした内容は割と核心を突いていたようで。
 νMAICOVICONはもともと携帯電話用の撮像素子において省面積化&多画素化をすすめる際、ノイズ低減やダイナミックレンジ維持のために開発されたものです。Nikon D2Xに採用されたSONYCMOSで使われているノイズ低減技術「カラムQV」も、もともとは携帯電話用CMOSのために培われた技術だったりします。
 世のデジカメオタクの長年の夢であった「極小画素化を支える最新技術で大きい撮像素子を作る」という命題は、1/1.8型とか2/3型とかそんなケチくせぇレベルを越えた規模で実現されたと言えるでしょう。
 このあたりの詳しい話は日経エレクトロニクス no.894に書かれています。他にも「撮像素子をゆがませてデジタル版写ルンですを実現する」など興味深い記事が書かれていますよ。

 

*1:明言はされていない。