先が思いやられるデジタル一眼レフ

なんか反応するのが流行ってるみたいなので俺も便乗。
E-410スレの309より。
http://2ch-dc-ita.gotdns.com/~dc-ita/cgi-bin/imgboard/img-box/img20070920214748.jpg

面白すぎる文章だけどいつまで残ってるかわかんないので全文転載。削除依頼には応じますのでメールでお願いします。

先が思いやられるオリンパスの「デジタル一眼レフカメラ

 赤字だった「デジタル一眼レフカメラ」が予想外に好調とかで、オリンパスの業績は過去最高となりそうだというから世の中はわからない。オリンパス内視鏡分野で世界の一流企業。もともと小さい物を造らせたらオリンパスは強い。過去にはマイクロカセットなど「007の世界」を彷彿とさせる製品で耳目を集めた事もあった。この4月から投入した「デジタル一眼レフカメラ」が徐々に売れ行きを伸ばし、キャノン、ニコンに次いで3強入りを目指している、という。
 オリンパスの菊川剛社長は「小型・軽量化は一つの切り口、4月に投入した世界最軽量・最小の『E-410』は若者や女性など従来の一眼レフの利用者にあまり見られなかったユーザー層から支持を受けている。」と嘯いている。
しかし、これはハッキリ言って汚いトリックです。ズルです。
 そこで敢えて聞きますが、世界最軽量・最小の『E-410』にはなぜ、手ぶれ補正機能が省かれているのでしょうか?本当に「世界最軽量・最小の」と言いたいのなら手ぶれ補正機能も付けた上で「世界最軽量・最小の」デジタル一眼レフカメラを実現べきでしょう、どう思いますか?
 オリンパスの菊川剛社長は「広告、宣伝を強化して拡販に努める」との事ですが先が思いやられる事になりそうです。

なんていうかもう面白すぎるのでツッコミを入れていきます。痛いニュースとかに載る天声人語に匹敵する記事だ。

  • 小型軽量は一つの切り口であると前置きした上でE-410は売れてるヨという菊川社長(この人もリアル天然だけど)に「汚いトリック」「ズル」と脈絡のない罵倒。
  • ボディ内手ぶれ補正機構がついていることがさも当たり前のような論調だが、引き合いに出しているキヤノンニコンデジタル一眼レフにはボディ内手ぶれ補正が無いことにコメントなし。
  • そもそも「世界最軽量・最小」を謳っている機種なのに、ボディ内手ぶれ補正がない事を叩く事は筋違い(もちろんE-410にボディ内手ぶれ補正がついたE-420とか出たら夢が広がりますが)
  • ていうかボディ内手ぶれ補正がついたE-510の存在が無視されている。
  • しかもE-510はボディ内手ぶれ補正機構のついたデジタル一眼レフでは現時点で世界最軽量だがこれも無視されている*1
  • 全体的にオリに(オリ広報に?)対する露骨な悪意が伝わる文章
  • 大前提として「キノン」の時点でカメラ語り出来るライターではない。

あと8月号にあった1000万画素超のデジタル一眼レフ特集記事(PDF)(ソース:ぴこていこくさんの記事)もツッコミどころ満載で非常に楽しめる記事なのでぜひご一読を。S5Proみたいな機種を女性向けに紹介しておきながらD40x無視かよwwwww
というかまじめな話、α100E-410/510の記事面積比と、α100のいかにもな「広報資料を丸写ししました的記事」から、オリンパス広報のマスコミ媒体に対する営業努力レベルがかいま見えます。つーか俺が中の人やってた時からまったく体質かわらんな>オリ
 
で、そんなことはいいからE-3はまだかと。いい加減待ちくたびれてL10に行くぞコルァと。なんで韓国のがお披露目が先なんだと。

 

*1:K100D:570g、α100:545g、E-510:470g。いずれもボディのみ。もちろんα7D・αSweetD・K10Dはこれらより重い。