マイクロフォーサーズ規格策定(ぴこていこくさん経由)
フォーサーズ公式はこっち。前々から俺が言っている「フォーサーズは4/3がフルサイズなんだよ!」という主張がこれで裏付けされてしまったような感じです。うひょひょひょ。
ミラーがないのでフランジバックを短縮化できるし、レンズは設計に自由度が高まるし、何よりレンズもボディも薄く小さく軽くできる。あと稼動部分が少なくなるのでメカニカルダストも減る。ついでにマルチアスペクトに対応することでLUMIXのLXシリーズみたいに出力先*2に応じてアスペクト比を変えた写真がノートリミングで対応可能*3。実際の製品が出るまでは未確定ですが、おそらく現行フォーサーズ(以下フルサイズ4/3)用のフラッシュとかのアクセサリが使えるかも。おいおいなんだよミラー取り去るだけでずいぶんメリットが増えるじゃん!?といった感じですな。
現時点で考えられるデメリットは、まずフルサイズ4/3と直接の互換性がないのでアダプタ経由になること*4、位相差検出AFではなくなりコントラストAFになるので現行一眼レフに比べて速写性が下がる*5こと、光学ファインダが無くても成立する規格なので搭載しないか、搭載してもパララックスとの闘いが始まること、など。
オリンパスにおいては、フルサイズ4/3とマイクロ4/3の関係ってOMとPENみたいな感じの位置づけになるのかなと思います(OMとPENは互換性ないけど)。一眼レフほどの応答性やファインダの視認性はないけど、ミニマムで気軽に使える高画質システム的な。フォーサーズなのでコンパクトデジカメよりも表現の幅が広がり、E-410/420で開拓したライトユーザー層への次のアプローチもできますね。
パナソニック的には、デジカメのラインアップ拡充のほか、「将来の動画対応」と「レンズ交換」の2つで民生用レンズ交換式ハイビジョンビデオカメラが作れることになります。あと4/3が動画に対応することで、いわゆるスーパーハイビジョン(4320pとか)への対応も期待できるかもしれません。
いずれにせよ、この規格が立ち上がることでこれまでとは全く違うデジタルカメラのシステムが期待できそうです。今年のフォトキナが楽しみですなー。