CyberShot F828 発表。

 こないだアレな話で引き合いに出した CyberShot F717 の後継機種。F505K から続いたこのシリーズもついに完全リニューアル。なんつーかこう、とりあえず SONY らしくない無骨なデザインにやや惚れ。
 カテゴリはハイエンドコンパクトで、2/3 型 800 万画素 CCD を採用。これは以前発表のあった RGB のほかエメラルドを加えた 4 色カラーフィルタ を採用し、色再現性を高めているタイプです。ただし画素ピッチは 2.7 μm。1/1.8 型 500 万画素 CCD より小さくなっております。これを見た文月たんがどういう萌え電波を発するか今からすっげぇ楽しみ。
 レンズは Carl Zeiss Vario-Sonnar T*。とうとう CyberShot にも「*(スター)」付きのレンズが登場です。* はレンズ内乱反射を押さえる多層膜反射防止コーティングの事で、Carl Zeiss レンズでも特にフレアやゴーストの発生が少ない、描写力に優れたレンズにこの称号が与えられています。デジカメでは CONTAX TVs DIGITAL が初採用。
 またレンズ自体の数字スペックも 28-200mm と標準ズームレンズ的に使える画角、F 値も F2.0-2.8 と F717 の後継らしくかなり明るいです。ズーミングはマニュアル。またフォーカスは AF と MF どちらも使用できます。
 このデジカメが SONY らしくないのはそのむやみなサイバー感あふれねぇドイツ職人的レンズとボディだけではなく、CyberShot としては初めて CF TypeII とメモリースティックの二つのスロットを備えている点があげられます。CF スロットは TypeI および II、マイクロドライブに対応。またメモリースティックは当然 Pro 対応となります。OLYMPUS 信者としては C-5050Z のような仕様でイカすなと。特に今回 RAW 撮影ができるようになったので、C-5050Z のように「マイクロドライブで RAW 撮影し、カメラ内現像でメモステに落とす」という使い方ができれば楽しそうです。
 また F707 から搭載された赤外線夜間撮影機能である「ナイトショット」やホログラフィック AF を使用した「ナイトフレーミング」を引き続き実装。ISO800 での高感度撮影も可能。640x480@30fps での高品質動画にも対応しています。
 国内発表はまだですが、dpreview.com で詳しいスペックが公開されています。