小さくて軽いデジタル一眼レフ「*ist D」愛用者の俺(ケータイWatch)

　スタパ尊王におかれましては EOS KISS DIGITAL のほかに *ist D もお買い上げされていた！！ 去年の冬はコンパクトデジカメのリリースラッシュで買いまくりされておられましたが、今年の秋はデジタル一眼レフのリリースラッシュなのでやっぱり買いまくりですか*1！？ ということで PENTAX の初デジタル一眼レフで世界最小・最軽量を誇る *ist D のレビューです。
　デジタル一眼としては驚異的なコンパクトさとそれでそこなわれない操作性、文月たんをして「上品」といわしめた柔らかで諧調豊かな描写力、制限つきだったりアダプタが必要だったりするとは言え K マウント（および M42 マウント）レンズのほとんどが使用できるという互換性、それらの技術と歴史を背負ったカメラです。
　このカメラについては性能や描写力を語るよりも「使えるレンズの多さとおもしろさ」で語られる事が多いようです。特に K マウントというマウントには古くからいろんなメーカーが参入しており*2、SIGMA や TAMRON はもちろん COSINA などからもリリースされています。また RICOH も XR シリーズで長く K マウントを採用していました。さらに K マウントの前の M42 マウントレンズを含めれば KMZ・VOMZ・LZOS・BelOMO・LOMOなどちょっとぐぐればいくらでも資料が出てきますよええ！！ で、それらの古いレンズを持っている人が手持ちのレンズをいろいろ試す、というのがこの *ist D のもう一つの楽しみ方だそうです。K マウントレンズはちょっと大きい中古カメラ屋さんに行けばそれこそものすごすさまじい量から選ぶ事が出来ますよホント。……正直言って OM アダプタが無い E-1 を担ぐしかない OLYMPUS 信者にとっては羨ましくてしょうがない状況ではないかと*3。
　余談ですが、会社の帰りにヨドバシで *ist D をいじくっていたら、同じく *ist D の別の展示機をさわっていたロマンスグレー風味のオジサマに「これ K マウント全部載るの？」と聞かれた事があります。思わず店員モードに入って解説しちゃいましたよもう！ パンフまで用意して「よろしくお願いします」とまで言っちゃいましたよホンモノの店員さんが来たらどうしようかとビックビクしてましたよ！ でも楽しかったヨ。

*1:この調子だと OM ユーザのスタパ団長だけに E-1 も買ってるかも！ わーい E-1 ユーザが増えて OLYMPUS に気合が入ってレンズ作りに励んでロードマップが前倒しになったりするかも！！ 超明るくてめっさ軽い単焦点レンズとか超コンパクトだけど F3.5 あたりスタートの比較的明るいレンズとかフィッシュアイとかリリースされたりして！！ そしたら SIGMA も TAMRON も無視できなくなって……というようなオリ信者の儚い妄想はいいかげんやめにします。

*2:こういう例は最近では FinePix S2Pro が Nikon F マウントを採用しているのがありますね。

*3:レビュー文中にあるようにアダプタをいくつもかませば 645 や 67 と言った中版（ブローニー）レンズも使用できます。田中さんが 10/21 あたりからのログで嬉しそうにレンズを交換されていたのが印象的。