Optio S4i 米国にて発表。

 沈動式 3 倍ズームレンズ搭載デジカメの中では世界最小・最軽量のタイトルホルダーである Optio S4 がモデルチェンジ。今回は使い勝手の部分にメスが入れられたようです。
 【追記】国内発表がありました。正確な仕様など加筆・修正したものを掲載しています。

  • 35mm 換算時焦点距離 35-105mm / F2.6-4.8 の 3 倍ズームレンズ。スライディングシステムを採用した SMC PENTAX 銘。これは Optio S4 から継承。
  • 1/2.5 型 423 万画素 CCD 搭載。こちらも Optio S4 からの継承。
  • ISO 感度が 400 までゲインアップ可能に。
  • 1.8 型 TFT 液晶モニタを採用。ただし 8.5 万画素と高精細とは言いがたいスペック。X-250 と同じ。
  • クレードルが標準添付され、使い勝手が向上。これまで Optio S/S4 は電池を本体から取り出して充電器にセットする一般的な方法だったが、本体の電池ぶたがゴム一本で繋がっているだけという強度的に疑問視されていたものだったため、これは歓迎されるべきところ。また電池ぶた自体形状も変更された。ようやく人に Optio S 系を薦められるようになったヨ。
  • グリーンボタンを搭載。デフォルトではフルオートモードへの切替ボタンとして機能する。カスタマイズすれば機能設定用ボタンとして使用することができる。
  • 21種類のシーンモード*1を用意。バーチャルモードダイヤルではなく、アイコン選択式に変更された。
  • 十字キーを改良し、操作性を向上。
  • 320×240@15fps でメモリいっぱいまでの音声付動画撮影機能。
  • 同じくメモリいっぱいまでのボイスレコーダ機能。
  • PictBridge 対応。
  • USB マスストレージクラス対応。
  • 外寸 84×52×20.5 mm。電池・メディアを含めた重量 120g。5g ほど重くなった。
  • 10MB の内蔵メモリを搭載。ストレージは SD/MMC。
  • カラーバリエーションはシルバーのほか、ブリリアントブラックも用意。
  • 水中ハウジングも用意。それに対応する水中モードも搭載。

 とりあえず Optio S4 のマイナーチェンジ版で CCD もレンズも変わっていませんが、主に使い勝手の面でてこ入れが入ったようです。とりあえずグリーンボタンというネーミングからしPENTAX らしいよネと。
 ただ個人的にはレリーズボタンが改良されているのかどうかが最大の関心事です。Optio S は半押しまでのストロークがあまりにも深く、またかなり「めりこむように」押さなければならなかったためかなり使い勝手が悪かったです。Optio S4 で多少マシになりましたが、兄弟機といえる EXILIM ZOOM のほうがはるかに押しやすいレリーズボタンでした。せっかく電池ぶた問題をクレードル添付する事で克服したんですから、こっちのほうも改良されているといいなーと思いますね。

 

*1:P / 夜景 / ムービー / パノラマ / 3D / 風景 / 花 / ポートレート / セルフポートレート / サーフィン&スノウ / 紅葉 / 夕陽 / 美術館 / テキスト / 食べ物 / ソフト / イラスト / デジタルフィルター / ユーザセット / 水中 / 水中ムービー