PowerShot G6 発表。(PC Watch)
キヤノンのかつてのハイエンドであり、Pro1 にその座を継承してから後継機種は生まれないのかと思われていた PowerShot G シリーズが装いも新たに 700 万画素化。しかしレンズは変わっていなかったorz
□ Canon PowerShot G6. □
- 1/1.8 型 740 万画素 CCD。有効 710 万画素。
- 35mm 換算時焦点距離 35-140mm / F2.0-3.0 光学 3.6 倍ズームレンズ。G3/G5 のレンズを継承していると思われる。
- 最小絞りは不明。おそらく F8.0 まで。
- 通常時最短ワーキングディスタンスは 50cm。マクロ時最短ワーキングディスタンスはワイド端 5cm / テレ端 15cm。
- スーパーマクロ時最短ワーキングディスタンスは 5cm 〜 20cm。ズームは 86mm 相当まで。ただし出力画素数は 300 万画素相当までに制限される Pro1 と同様の仕様。
- AF 方式は TTL CCD コントラスト検出。測距点は 9 点 AiAF / 任意 1 点。AF モードはシングル / コンティニュアス。合焦速度は向上しているとの事。
- AF 補助光あり。
- 測光タイプは評価測光・中央重点測光・スポット測光。
- シャッタースピードは 15 〜 1/2000 秒。
- スローシャッターノイズリダクション装備。
- ISO 感度は 50 〜 400。
- ホワイトバランスはオートと 6 種のプリセットおよびユーザーセット× 2 セット。
- 内蔵フラッシュ到達距離は ISO 100 時ワイド端 5.0m。外部フラッシュ用ホットシューも備える。
- 内蔵 ND フィルタ継承。
- 2.0 型 11.8 万画素低温ポリシリコン TFT 液晶。バリアングルタイプ。従来の 1.8 型から大型化したが解像度は据え置きのため、ドットピッチでは退化している。
- 光学ファインダも搭載。視野率 80%。今回ファインダ位置が見直され、レンズ鏡筒が視野に入らなくなった。
- 最大 640 × 480 ＠ 30fps で 45 秒まで記録可能な音声付き動画撮影機能。
- 連射性能は高速連射時 2 コマ/秒。スモール*1/ファイン時 128 枚まで。ラージ*2/スーパーファイン時の撮影可能枚数は不明。
- PC との接続は USB。PictBridge のほか、CPダイレクト、Bubble Jet Direct対応。
- 記録媒体は CF Type I/II。
- 電池は専用リチウムイオン充電池。
- 寸法は 104.9 × 72.8 × 73.1mm。重量は本体のみで 380g。
- オプションでテレコン・ワイコンを用意。またバヨネットタイプのレンズアダプタ、レンズフードも用意。リモコンは添付。
- 9月中旬発売予定。実売 83,800 円。
久々に G シリーズがリニューアルするという情報が 8/4 に出ていたんですが、この時点でレンズが変わっていないという事実に気づいて興味を失っておりました。というか今もあまり興味ありません。なんてこったい。
確かに最近のハイエンドデジカメのレンズは「広角寄り・収差低減」の方向に走っており、現状では F2.0 以下の明るいレンズを搭載しているのは Cyber-shot F828 くらいなものです。そこであえて時代に逆行して「望遠寄り・収差よりも F 値優先」に向かうのは、希少性という点である意味正解でしょう。しかし G3 から据え置きというのはどうなんでしょう。G3 のレンズは設計が 2 年前のもので 700 万画素の解像力を持っているとは思えず*3、またこのレンズはパープルフリンジが出やすいことで知られており、ぶっちゃけた話すでに「終わった」レンズです。少なくとも新製品に載せるべきレンズじゃないでしょう。
なんつーかこう、やっぱりアレですか。文月たんじゃないですが「CCD が変わった一発目の Canon 機は買うな」ということでしょうか。「買うな」ってのは言い過ぎた（汗）。ただ G3/G5 ユーザの方が買い換えを検討するほどのブツではないかなという印象。もちろん元の G3/G5 が良い出来ですし、ボディサイズも小さくなったので、マニュアル系デジカメをお探しの方はどうぞ。ただ 1/1.8 型 700 万画素 CCD はさすがにちょっとツラいかも……。
あとあえて仕事なので言っておきます。なんか 20D でケチョンケチョンにされた負け犬の遠吠え的なものですので Canon 派の方はスルーして下さい。
ねぇ、このデザインってC-2040Zoo……うわなんだおまえｒあｑｗせｄｆｒｔｇｙふじこ
