CAMEDIA X-500 発表。(デジカメWatch)

 オリンパスの普及型コンパクトがリニューアルし 2 系統に。こちらはローエンド市場をカバーする 400 万画素機です。
□ OLYMPUS CAMEDIA X-500. □

  • 1/2.5 型有効 400 万画素 CCD。
  • 35mm 換算時焦点距離 35-105mm / F3.1-5.2 の光学 3 倍ズームレンズ。
  • チップセットは TruePic TURBO。
  • 通常時ワーキングディスタンスは 50cm。マクロ時ワーキングディスタンスは 20cm、スーパーマクロ時ワーキングディスタンスはテレ端固定 9cm。
  • AF は TTL CCD コントラスト検出。
  • ISO感度は 64 〜 250。パーティーショット時のみ500までゲインアップ。
  • ホワイトバランスはオートとプリセット 4 種類。
  • シーンモードは 8 種。
  • 1.8 型 13.4 万画素半透過型TFTカラーサンシャイン液晶。
  • 最大 320 × 240 @ 15fps でメモリ一杯まで記録可能な音声付き動画撮影機能。
  • 内蔵フラッシュ到達距離はワイド端時 3.6m まで。
  • PC との接続は USB。PictBridge 対応。
  • 記録媒体は xD-Picture Card
  • 電池は専用リチウムイオン電池。CIPA準拠150枚。
  • 寸法 99.5 × 58 × 35.5mm、重量はバッテリ・メモリーカード除いて 160g。
  • 11月下旬発売。実売 29,800 円。


 X 3 桁系に限らずオリンパスの普及機はこれまで伝統的に単3電池を採用してきましたが、今回から専用リチウムイオンバッテリになりました。型番は LI-12B なので、X-1/X-2/X-3/C-70Zoom/C-760・C-770UltraZoom/μ-1x/μ-2x/μ-30 で使用されてきた系列のものでしょう。また μ-mini もそうですが、今回からレンズバリア式電源では無くなりました。個人的にあのレンズバリアは便利かつ頼もしかったので多少残念。
 仕様としては μ-30 の廉価版ですが、液晶が比較的大きい 1.8 型だったり、シーンモードメニューを μ-mini と同じようなものに変更していたりといくつかの強化点も見られます。操作系では[OK]ボタンが十字キーの真ん中から移動していたり、ズームレバーが背面シーソー式*1になっていたりとこれまでのオリンパス機とは違うタイプになっていますね。
 デザインはシンプルですし、値段も安そう。スーパーマクロがテレ端固定になるという利点もあり、レンズの暗さを除けばなかなかおすすめの一台になりそうです。

 

*1:OLYMPUS は μ シリーズ以外はレリーズボタンを囲うタイプか、レリーズボタンの隣にズームレバーを配置していた。ときどき「レリーズボタンから指を離す必要があるのでこのタイプはダメ」という人がいるが、背面シーソー式も親指のグリップ位置が移動し同時に表にかかった中指へも負荷がかかり疲れやすいという欠点がある。どちらが良いとは一概には言えない。