DiMAGE A1 および DiMAGE Z1 発表。

 A1 は 28mm スタートのマニュアルズームと早い AF を搭載した名機 DiMAGE 7 シリーズ の後継機種。なんとこのご時世に 2/3 型 500 万画素 CCD を採用。多分文月たん今ごろ大喜び。*1Nikon ですら 1/1.8 型に流れたしなー。
 また、レンズではなく CCD 自体を動かすという画期的な手ぶれ補正機能を搭載。さすが技術の MiNOLTA。やる事がひねくれて一味違う。
 あと、何より筐体がカッコよくなっているのが最大の変更点と言っても過言じゃないっつーか。ていうか 7i の背面のダサさは割と深刻だったので、十分に物欲を刺激するボディになってくれたのが嬉しいですね。
 あと C-5050Z と同じ上下チルトタイプの稼動型液晶を搭載したのもポイント。200mm でレンズ前 13cm というなかなか強力なマクロも見逃せない点でしょう。
 とりあえず実写サンプルを見ない事にはなんとも言えませんが、スペックだけ見れば現在市場に出ている中でも最強の 500 万画素機になるのではないでしょうか。ていうか欲しい。マジ欲しい。C-5050Z 以来のヒットかもしれない。
 

 Z1 は 10 倍ズーム機。手ぶれ補正機能は無いようですが、C-7xxUZ 系や FinePix S5000、Allegretto M700、そして LUMIX FZ1 と言った高倍率ズーム機の市場に参入のようです。クラス最速の AF と 10 枚/秒の高速連写を引っさげ、かなりスポーツ撮影に適したスペックと言えるでしょう。
 あと 63.7mm (35mm 換算)のズーム位置でレンズ前 4cm のスーパーマクロを装備しているのもかなりイカす仕様でしょう。1 台で 300mm クラスの望遠と強力なマクロを両立しているデジカメは、今のところ C-730/740/750UZ しかありません。
 正直なところこの仕様と電池の持ちのおかげで FinePixS5000 も Allegretto M700 も LUMIX FZ-1 も C-7xxUZ の敵ではないと思っていたので、MiNOLTA が本腰をあげた事で本格的に C-7xxUZ 系の牙城が崩れそうな予感が。強いて言えば 1/2.7 型 300 万画素なので画質的な問題がありそうなのと、ボディがかなりダサいことくらいでしょうか。でも C-7xxUZ 系の弱点は AF と連写が弱い事だったりするので、このカメラがリリースされたら一気に高倍率ズーム機市場のどんでん返しが起こりそうです。値段も実売 ¥49,800 と C-740UZ と同じだし。高倍率ズーム機ユーザって別にボディデザインに頓着ないし。

*1:ただし 2/3 型とは言え通常のインターレススキャン方式ではなくプログレッシブスキャン方式なので、画素ピッチ自体はインターレーススキャン方式のものより小さくなります。