CAMEDIA C-5060 WIDEZOOM 発表。

 x4ワイドズームキタ━━(゜∀゜)━━( ゜∀)━━━(  ゜)━━(  )━━(゜  )━━(∀゜ )━━━(゜∀゜)━━!!!
 CAMEDIA C シリーズ最高峰である x0x0 シリーズ。その歴史はここに記したとおりですが、C-5050Z の発売から約 1 年が経ち、最新作がとうとう登場です。C-5050Z からの主な変更点は以下の通り。

 まずレンズですが、F1.8 というコンパクトカメラ史上最も明るいレンズではなく、F2.8 から始まるワイドズームレンズになりました。35mm 換算 27mm というワイド端が非常に非常に魅力的。今まで 35mm がせいいっぱいで、広角へのニーズにはコンバーションレンズでしのいでいたわけです。そこで標準でのこの画角。この仕様は Nikon COOLPIX 5400SONY Cyber-shot V1 にモロにぶつかるカテゴリ。ED レンズを入れて気合い十分です。
 次に液晶モニタ。マクロなどで実用的だった光軸上で可動する液晶モニタが強化されている模様。どのように動くかはまだわかりませんが、この写真を見て PENTAX Optio 33L を思い出してちょいとくじけそうになりました。しかし 270°という記述を見るだに、上向きに 180°、下向きに 90°回転するとすればこれはかなり画期的。先の COOLPIX 5400 や Canon PowerShot G5 の DV カメラのようなバリアングル液晶は確かに使いやすそうですが、いざ上向きへの稼働をさせようとするとどうしても光軸(レンズから入ってくる光の延長線)から左にそれたところに液晶が来るため、直感的なインターフェースとは言い切れません。C-5050Z の稼働液晶は光軸上にあるため、その点が非常にナイス。また液晶の画素数自体も 11 万画素から 13 万画素へとわずかながらアップしています。
 C-5050Z に限らず 2002 年度までの OLYMPUS 機はどれも起動が遅く、鈍重なイメージを受けていましたが、μ-10 以降のモデルはいずれもスピードアップがはかられています。もちろん世界最速を謳ったりはしませんが、起動 3 秒、レリーズタイムラグ 0.4 秒は十分実用範囲内と言えましょう。……まぁ、ようやく他社並にまで速くなったという感はぬぐえませんが。
 AF 補助光は Canon のデジカメなら PowerShot A シリーズ以外たいてい付いている機能ですが、今回新たに装備しました。これで暗いところでも OK。
 ISO 感度およびシャッタースピードは 1/1.8 型 500 万画素 CCD の改善の結果と思われます。光学的な限界に来ていると言われており、解像感に関しては妥協する必要があるかもしれませんが、これらの改善は歓迎したいですね。
 C-5050Z はスマートメディア / xD-Picture Card の兼用スロットと CF TypeII スロットを備え、スマメ・xD・CF・マイクロドライブに対応してました。今回スマートメディアが廃止されたわけですが、xDピクチャーカードのほうが値段以外でのメリットが大きいため問題は少ないと思われます。もちろんスマメをたくさん持ってる人にとっては痛手でしょうが……。
 PictBridge は今秋発売のデジカメであればたいてい対応しているので今更騒ぎ立てるほどのものではありません。が、OLYMPUS のこのクラスのデジカメを買われる方は PC レスでの運用を考えておられる方も多い(=年配の方が多い)為、規格対応は歓迎したいところですね。
 そして今回最も賛否両論になりそうなのが電源。OLYMPUSX-1/X-2 が登場するまでかたくなに単3電池での運用にこだわってきたメーカーでしたが、2002 年後半の機種から方針が変わり、専用リチウムイオン充電池を採用し始めました。ただこの専用電池採用はカメラ本体の小型化の一環だったのですが、C-5000Z からハイエンド機にも使われはじめたのはやや痛い話です。C-x0x0 や C-x000 シリーズ、あと C-7x0 シリーズは単3電池仕様であり、普段はニッケル水素充電池での運用を行い、いざというときにコンビニなどでアルカリ電池を使用できるのが利点でした。またこれらの本体を購入時にも添付される CR-V3 リチウム一次電池を使用することで、通常の 5 〜 7 倍の持続力を得ることができます。というか冗談ではなくこれ入れておけば一週間の海外旅行でも電池交換しなくてオッケーなほどです。これらの利点はハイエンド機であるがゆえに必要とされた仕様でしたが、今回から専用電池のみの運用となってしまいました。確かにメモリ効果を気にする必要なくビシバシ充電してオッケーなのは利点ですが、それはハイエンド機ではなくコンパクト機に求められるものではないかと。
 以上、とりあえず気が付いた点について述べましたが、続報が入り次第お伝えします。次は国内発表かなー。