CAMEDIA シリーズに PictBridge 対応機種 5 種をリリース。

 C-740/750UZ は C-745/755UZ にμ-10/20 が μ-15/25 にX-200 が X-250に なり、それぞれ PictBridge に対応して発売。以下は PictBridge 以外の変更点。

  • C-755UZ は 400 万画素の中から中央の 200 万画素分を抜き出すことで 14 倍ズーム(焦点距離 532mm 相当)を実現。またエボニーブラックモデルが限定販売されます。
  • μ-25は、エンブレム部が欧州版 μ-20 である -μ 400 Digital(米国版は Stylus 400 Digital)と同じイエローゴールドになりました。
  • X-250 はレンズバリアにヘアライン加工が施されました。

 C-745UZ と μ-15 は特に変更点はないようです。
 で。
 Canon は現行機種である IXY DIGITAL 400 および 30、PowerShot G5、S50、A70、A60、A300 に対し、ユーザレベルでのファームウェアアップデートで PictBridge への対応を果たしています。*1今回の OLYMPUS の新機種は外見を除けば全てファームウェアのアップデートだけで済む変更点ばかりです。
 問題は、OLYMPUS の機種はいずれもユーザレベルでのファームウェアアップデートが不可能だということ。C-740/750UZ、μ-10/20、X-200 ユーザは PictBridge への対応を諦めろと言うことでしょうか。それともまたファームウェアのアップデートのためにカメラを送れと言うことでしょうか。もしそうなった場合、C-740UZ に至っては以前のバグフィックスも含めてこれで2回目。ナンセンスにも程があります。
 また新規に PictBridge 対応機種を購入する場合も、せっかく値段がこなれてきたというところで割引率にリセットがかかる、という事態を免れません。*2特にネット通販のような割引率の高い販売形態の場合、この価格差は売り上げに響いてこないでしょうか。
 OLYMPUS のカメラはどれも良質だと言えますし、以前と比べてデザインが良くなってブランド力もついてきました。だからこそ、こういう仕様の根の深い問題が気になるわけです。俺がこんなところでわめいたところでどうにもなりませんが、ユーザの立場に立った物作りをして欲しいと思うところです。

 

*1:リンク先は IXY DIGITAL 400 のもの。

*2:もちろん卸値を旧機種と統一することである程度は緩和可能ではありますが、値段は流通量や店舗在庫数など複雑な要因が絡まって決まるため値段差が発生する可能性は高いと思われます。余談ですがすでに販売終了している C-2Z は掛け率が低いため、売れるとお店的に喜ばれてました。