FinePix S3Pro 英国発表。(dpreview)

  • ボディは Nikon F80 ベース。一体整形。
  • APS-C サイズ 600 万画素スーパー CCD ハニカム SR 搭載。S 画素 600 万、H 画素 600 万。記録画素数 1200 万。
  • マウントは Nikon F マウント。35mm 換算時焦点距離はレンズ焦点距離の 1.5 倍。いわゆる Nikon DX フォーマットに準拠。
  • 2.0 型 23.5 万画素の背面液晶を搭載。
  • スマートメディアを廃し、xD-Picture Card と CF TypeII のダブルスロット。
  • 縦位置レリーズボタンを設置。
  • 電源は単3電池×4。CR123A は不要になった。
  • インターフェースは IEEE1394 と新たに USB2.0 を採用。

 とうわけでフォーサーズに賛同しておきながら結局 Nikon F マウントを採用したデジタル一眼レフ続投でーす(棒読み)。CCD もボディも提供しないとはどういうこった FUJIFILM。答えろガクトー。
 ひとしきり OLYMPUS 信者らしいこと言ったところでまじめな話を。とりあえずこれと同時発表された S20Pro に関してはスーパー CCD ハニカム SR を採用したのがかなり大きいでしょう。こちらをご覧になると分かりますが、SR は大小二つの画素を使用して広いダイナミックレンジを実現しているとしています。そんなうたい文句はともかく重要なのは、この SR を採用した FinePix F700 の画質が、昨年フジのデジカメに多く採用された画素数重視の HR 採用機にくらべてはるかに高画質であった事です。結論としては極小画素論を持ち出すまでも無く HR よりも SR のほうが高画質であり、こう言ったプロ向けの機材に搭載するにふさわしい CCD だということです。
 ただまぁ、F700 は 1/1.7 型と CCD サイズが小さい事もあって、うたい文句どおりの「幅広いダイナミックレンジ」を実現していたとは言いがたかったと思われます(当然 SR よりははるかにマシですが)。今回 CCD サイズが APS-C サイズになることで本領を発揮することでしょうから、今からその画質が楽しみなところです。