μ-40 DIGITAL 発表。(デジカメWatch)

 オリンパスの主力型スタイリッシュコンパクト μ シリーズの3倍ズームタイプがフルモデルチェンジ。とうとう液晶が 2.5 型に。
□ OLYMPUS CAMEDIA μ-40 DIGITAL. □

  • JIS保護等級4相当の生活防水。μ-miniと同じトップシェルバリアを採用。
  • 1/2.5 型有効 500 万画素 CCD。
  • 35mm 換算時焦点距離 35-105mm / F3.1-5.2 の 3 倍ズームレンズ。やや暗い。
  • 通常時最短ワーキングディスタンスは 50cm。マクロ時最短ワーキングディスタンスはワイド端 20cm。マクロ時最短ワーキングディスタンスは 7cm、ただし焦点距離は不明。
  • AF 方式は TTL CCD コントラスト検出。iESPとスポットの切替が可能。
  • ISO感度は64〜400。シーンモードにより最大640まで増感可能。
  • ホワイトバランスはオートの他6種のプリセット。
  • シーンモード17種。またシーンモードに連写を組み合わせた「ショット&セレクト」が2種類、水中用シーンモードも2種類追加されている。
  • 2.5 型 21.5 万画素ハイパークリスタル液晶。従来の3倍のコントラストに。AZ-1やμ-miniで好評な上下左右160°の視野角も確保。
  • 最大 320 × 240 @ 15fps でメモリいっぱいまで記録可能な音声付き動画撮影機能。
  • 内蔵フラッシュ到達距離はワイド端 4.2m まで。
  • PC との接続は USB。PictBridge対応。
  • 記録媒体は xD-Picture Card。32MBが添付。アルバム機能を搭載。
  • 電池は専用リチウムイオン電池。LI-12Bでμ-1x・2x・30/X-1・2・3・500/C-70Zoom/C-760・770UltraZoomと共用。CIPA準拠240枚。
  • 寸法は 99 × 55 × 31mm。重量は電池・xD除いて 165g。
  • オプションでリモコンに対応。
  • カラーバリエーションとして「ダイヤモンドダスト」の他「エクリプスナイト」「レッドムーン」を用意。
  • 12月10日発売。実売 44,800 円


 ようやくフルモデルチェンジとなったスタンダードタイプのμ DIGITALですが、今回はややスクウェアな形状となり、ますます銀塩μのスタイルから遠ざかった感じです。それが良いことか悪いことかは別として、もうちょっと冒険したデザインでもいいかなーとは思います。正直個性が足りない。まぁμ-miniもデザインが奇抜すぎて売れていないという話も聞きますし、こういう手堅い路線はアリと言えるのではないでしょうか。
 今回のレンズもμ-10から代々継承してきたもののようで、画素のさらなる細分化に対する解像力不足が懸念されます。また動画も今時QVGAで15fps止まりというのはやや力不足に思えますね。まぁデジカメで本格的な動画を撮るのって、いざデジカメ買ってみたらそれほど無かった、というのが実情なので所詮はカタログスペックなんですが……。まぁオリンパスってカタログスペックを上げるのヘタだしなー。
 今回の目玉である液晶ですが、これは AZ-1 のものをそのまま持ってきたようなスペックですね。これに関してはいかにAZ-1と言えども実績がありますし、μ-miniにも搭載されていて好評ですから、視認性に関しては容易に想像がつきます。どことは言いませんが、操作性を犠牲にしてまで画面がデカイだけの粗い液晶を載せているメーカーよりはよっぽど好感が持てます*1。オリってC-2000の時代から大きくて高精細な液晶を載せるメーカーですしね(μ-30までやX-1/2などは小さかったですが)。そう言う意味では SONYCanon も偉い。まぁ光学ファインダは省いて欲しくなかったですが……。
 地味で無難な出来ですし、決して小さくはないですが、使い勝手はなかなか良さそうです。リモコンに対応したのもナイス。

 

*1:ただし例のメーカーは電池のもちを尋常じゃないレベルまで上げてきているので、その一環としての低画素液晶搭載と思われる為、一概にダメとは言い切れないのだが。ただそれなら2.0型で十分だったと言えるが。