GR DIGITAL 発表。(デジカメWatch)
かねてよりうわさになっていた高級コンパクト機・RICOH GRシリーズのデジタル版が正式発表。
- マグネシウム合金製ボディ。
- 光学系:28mm相当 / F2.4 単焦点レンズ+1/1.8型800万画素CCD。レンズはガラスモールド非球面レンズ2枚、特殊低分散レンズ1枚を含む5群6枚のレトロフォーカス構成。沈胴式で、収納時に光学系の一部を退避させるリトラクティングレンズシステムを採用。
- 画像処理エンジンに新開発の「GRエンジン」を採用。
- 2.5型21万画素TFT液晶。
- 光学ファインダなし。ただしアクサリシューに取り付ける外部ファインダを用意。
- ISO感度は64〜1600。
- シャッタースピード最長180s。
- プログラム(シフト可) / 絞り優先AE / マニュアル露出可能。
- ワーキングディスタンス1.5cmのマクロ。おそらく28mmのままのワイドマクロになるため、面白い絵作りが期待できる。
- JPEGでの保存のほか、Adobe提唱の共通RAW規格DNGでの保存が可能。Photoshopシリーズでの現像が可能に。
- 操作系はボディ前後に配置したダイヤルが特徴。
- 記録媒体は内蔵26MB+SD/MMC。
- 電源は専用リチウムイオンバッテリDB-60*1 or 単4電池。
- 21mm相当にまで画角を広げられるワイコン、フード&アダプタ、ネックストラップを用意。
- サービスセンター持込による各種有料サービスを提供。レリーズボタンの重さを調整できるレリーズボタンアジャスト、2台以上のGR DIGITALのAE/AWBの個体差をなくすAE/AWBアジャスト、レンズ鏡胴のレンズ名表記部分をブラック仕上げに交換するレンズネームリング交換を用意。
- 10/21発売予定。実売¥79,800。
事前に「フォーサーズCCD採用?」とか「いやフツーにAPS-Cっしょ」とか「いやいや意表をついてフルサイズっスよババーンと」といろいろうわさされていた撮像素子。フタを開けてみると「1/1.8型800万画素CCD」というところに落胆の声が聞こえてきそうな感じですが、とりあえず日経IT PLUSに上がっている等倍サンプルを見る限り、主に解像面についての心配はないようです。というか今までのリコーからは見違えるほどの高画質。これR3にも採用してくでー。たのむー。でもこれは画像処理エンジンというより、レンズの力が大きいような気がするなー。パープルフリンジも当然のように出てないし。
ボディがマグネシウム合金製、グリップ部は革貼りと質感もよさそうです。素直にカコよい。ボディ前後にダイヤルがあるのもいいですなー。
このカメラに関しては銀塩経験皆無の俺より、他の方のコメントを見たほうが有意義でしょうね。俺としてはただただすごいなーカコいいなーと。
【追記】山Qさんサンプルキタ。なんかいつもと気合の入れ方ちがうくね?
【追記2】俺はGRは持ったことないんですが、多分E-1のような「スペック表をながめているだけではわからない魅力」を持ったカメラなんじゃないのかなーと思います。SONYとかとは全く違う意味でのマテリアル的魅力というか。持ち物としての喜びというか。文月たんの「動かなくなっても文鎮として使える」という言葉に当てはまる、幸せなカメラになる予感。
あー、だからと言って写りの部分でどうとかではなくて。俺的には「毎日持ち歩くカメラ」(文月たん的に言えば「ケのカメラ」)としては十分じゃないかなーと思います。問題は、同じ8万出してプラボディのショボいデジタル一眼レフを使うのと、マグネシウム合金ボディのマテリアル性の高い高級コンパクトを使うのと、どちらが日常で写真を撮るモチベーションになるかって話で、それは人それぞれなんだヨと思うわけですよ。