E-500 正式発表(dpreview)
- マウント
- フォーサーズマウント
- 撮像素子
- 4/3型815万画素Kodak製フルフレームトランスファーCCD「Kodak KAF-8300CE」。有効800万画素。
- ゴミ対策
- SSWFによるダストリダクション搭載。
- チップセット
- TruePic TURBO搭載。
- 光学ファインダ
- アイレベルダハミラー式。視野率95%、倍率0.9倍。アイポイント10mm。フォーカシングスクリーン固定式。
- 背面液晶
- 2.5型21.5万画素ハイパークリスタル液晶。視野角160°。再生時倍率14倍まで。
- 情報表示
- ファインダ内右側、背面液晶によるコントロールパネル。
- AF方式
- TTL位相差検出式。測距点3点。
- AFタイプ
- 従来のシングルAF(S-AF)、コンティニュアスAF(C-AF)、MF、S-AF時MF(S-AF+MF)に、C-AF+MFが追加。
- AF補助光
- あり(内蔵フラッシュ利用)。
- 測光方法
- TTL開放測光。新たに7×7エリアの49分割測光方式を採用。
- 測光タイプ
- デジタルESP、中央重点、スポットに加え、OMシリーズよりハイライト&シャドウコントロールスポットを新たに継承。
- 露出モード
- P/A/S/Mの他にフルオートモードを新たに採用。
- シーンモード
- 21種。うち5種はモードダイヤル上に配置。
- ISO感度
- デフォルト100〜400。拡張モード有効時500〜1600を使用可能。1/3ステップ。オート時の最高リミットを設定可能。
- ホワイトバランス
- オートホワイトバランス、7種のプリセット、ワンタッチホワイトバランス(4つまで保存可能)、2000〜10000Kで選択可能なカスタムモード。WBブラケットあり。
- シャッター
- 電子制御式縦走りフォーカルプレーン。
- シャッタースピード
- 60〜1/4000秒。
- 連写
- 2.5fps。SanDisk Extreme III使用時、HQモード(800万画素・標準画質)で無限連写可能。
- 内蔵フラッシュ
- オートポップアップ対応。ガイドナンバー13。
- シンクロ
- X=1/60〜1/250秒。調光補正+露出補正が使用可能に。
- インターフェース
- mini-BタイプUSB2.0(ただし転送速度は12M/s)、AV-OUT。
- 電源
- リチウムイオンバッテリBLM-1、CR123Aを3本使用するLBH-1(単3ほどではないが汎用電池が使用可能)、ACアダプター。
- 記録媒体
- コンパクトフラッシュ+xD-Picture Cardのダブルスロット。
- 寸法
- 129.5 × 94.5 × 66 mm
- 重量
- 435g(ボディのみ・現時点で世界最軽量)
- 発売
- 海外では10月末発売。14-45mmつきレンズキット($799)と、14-45mm+40-150mmつきのダブルズームキット($899)を用意。
さてさてさて。9/13に情報流出があったフォーサーズ準拠のデジタル一眼レフ第3段E-500が国外で正式発表されました。だからー、9月末発表だって言ったやーん。焦るなよお前らー。
すでにスティーブさんちでレビューがあがっているので詳細はそちらをご覧頂きたいのですが、とりあえずE-300で不満だった「あくまで比較論ながら他の低価格デジタル一眼レフにくらべデカくて重い」「ボディデザインがいい意味でも悪い意味でも斬新」「デジタルESP測光が得意とする場面と苦手な場面との差が激しすぎて使いにくい」といったところにきっちりメスを入れてきています。
とりあえずユーザーインターフェースですが、まず露出補正ボタンがボディ上部に来たことで、ボタン+ダイヤルの1アクションでできるようになっています。ちなみに設定すればダイヤルのみで露出補正ができるようになってます。これは個人的にめちゃくちゃ重要。超重要。
背面はE-300からガラリと変わり、およそもともとの位置にあったものとしては測距点選択ボタンくらいしか残っていません。AEL/AFLボタン*1がニコンやペンタックスっぽい場所に移動し、もとの場所にはワンタッチWBボタンが。これはカスタマイズ可能で、被写界深度確認などに割り振ることができる模様。再生ボタンはボディ左側とキヤノンっぽい場所になり、ドライブモードボタンが新設されています。これについては逆の方がよかったなー。レンズに手を添えたまま再生→拡大→移動ができるのが良かったんですが。あと画質モード選択ボタンが消えています。フラッシュモードボタンはポップアップボタンと共用かな。
あとE-300はEOS KISS DIGITALなどとは反対に「マニアックな方から初心者の方にもお使い頂ける」機種でしたが、今回はフルオートモードの採用と新しい49分割ESP測光により、「マニアックな方にも初心者の方にも」使えるようになったようです。液晶デカいのもいいしね。
しかしOMユーザーへの朗報とも言える「ハイライト&シャドウコントロール」の採用や、1/3EVステップのISO感度設定*2、SanDisk EXTREME III使用時のJPEG無限連写、輝度およびRGB別ヒストグラムなど、恒例のマニアックな新機能も多く採用されています。
とりあえず次は国内発表と等倍サンプル待ちですね。特に今回は「Next Generation TruePic Technology with advanced noise reduction」とあるので、高感度時のノイズがどれくらい減っているかが楽しみなところです。