EKSILIM ZOOM EK-Z801発表。
スタンダードながらスタイリッシュなデジカメを数多く輩出しているCATSUOから、今度は一部の女性向けデジカメが登場。
- ベストショットが充実。「風景を写します」「夜景を写します」「人物を写します」などの一般的なもののほかに、「単にじゃれているだけの男/子/高/校/生2人をそれらしく写します」「上目遣いで見上げる近所の小/学/5/年/生の男の子(半ズボン装備)を写します」「ネクタイをゆるめて溜息を吐く瞬間を激写します」「悪い意味での画伯絵を壁際作家が描いたかのように変換して写します」など、256種類のシーンを用意。
- AF測距点にハートを採用。ユーザーの好みに合わないカプだとハートが割れる。
- 受け攻めの逆転現象を押さえるために調整するオートなんとかバランス機能を搭載。もちろんマニュアルで固定も可能。
4年前にSOMYから発売された機種は一部の女性から猛反発を受けたようですが、今回の機種はおおむね受け入れられているようです。幅広いシーンモードを採用したことが功を奏したのでしょうか。
新世代画像処理プロセッサ「DIGICKO III」発表。
カノソのデジカメに搭載され続けている画像処理&カメラ制御プロセッサ「DIGICKO」に新バージョンが登場。以前のDIGICKO IIから実に4年ぶりのアップデートとなります。なお、今春発売された同社製デジカメ全てに搭載ずみ。
- 「インテリジェンスファイルネームチェンジシステム」を全面撤廃。ファイル名の
語尾うしろに「NYO」「NYU」などがつくため、複数のメーカーのデジカメを持っている人にはファイル名で判別がつくことから好評だったが、京都府警から「ダブルクリックで開けない」との苦情がきたため撤廃に至ったとのこと。- 人の顔を自動で捕捉する「ウェルカム・トゥ・マイ・フェイス」機能。人物撮影のときに威力を発揮するが、10年前の知り合いが女優になってしまうと判別できない。
- エラーを音声でお知らせする機能がリニューアルし「ASS (Akesaka-Satomi-System)」に。
- デジタル一眼レフの撮像素子についたゴミを自動識別し、撮影後の画像を修正する「GEMA(Gomi Eracer Management Architecture)」。
- 開発名は「冬の園」。
以前は殺人ビームなどで物議をかもしたこのプロセッサもいよいよ第3世代。発表会ではすでに経団連の会長となった団子氏も急遽出席。「とりあえずソニーには負けるな」と重々しくコメントを残したとのことです。
変顔検出機能「ファニーシャッター」
高い検出精度と高速性、そして追従性で定評のあるSOMYの顔認識技術ですが、今回新たに変顔を検出する機能が追加されました。ありとあらゆる変顔を検出し、変顔になった瞬間にシャッターを切ることができるそうです。
- 子供の変顔・大人の変顔、男性の変顔・女性の変顔など、さまざまな種類の変顔を検出。
- 被写体に複数の変顔が写っていた場合、どの変顔を優先させるのかを決められる機能も。「子供変顔優先」「大人変顔優先」などの他、「洗濯バサミ使用変顔優先」「セロハンテープ使用変顔優先」「電車内でiPodでお笑い系ラジオやドラマCDを聞いていてツボった笑いをこらえている変顔優先」など、さまざまなモードを用意。
- 笑顔検出機能と組み合わせ、変顔が周囲にどれくらいウケたのかによってシャッターが切れる「芸人判定モード」も実装。
- シャッター音が笑い声SEになる機能も実装。ドリフ大爆笑バージョンとMr.ビーンバージョンとが選択可能。
某カメラメーカーのファニーフェイスは撮影後に変顔に変換する機能ですが、こちらは自力で変顔にして初めて機能するようです。
顔認識技術もここまできたかーといった感じですが、まだまだ誤検出が多いようで既に精度の低さが指摘されています。発表会の会場では「何も変顔をしていないのにシャッターが切れた」という苦情もかなり寄せられているようで、受付した人が非常に微妙な顔をしていました。
PMA2008ラジオやります。
というわけで。ラジオやりますですよ。
タイトル:「俺日記.m3u 〜PMA(パパとママとアタシ)2008ラジオ〜」
2/2(土)21:00スタート終了しました。
ttp://203.131.199.131:8000/orenikki.m3u
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α300/350 国外発表(デジカメWatch)
E-330のアイデンティティが崩壊した日。
逆に考えるんだ。日進月歩で向上していくこの技術志向のカメラ業界において、E-330に他社が追従するのにまる2年かかってしまった*1んだと考えるんだ。
てなわけで、SONY α300/350でございます。上のオリにケンカ売ってんのかお前的リンク先を見ていただければわかりますが、撮影用のイメージセンサとは別にアイポイントの上部にライブビュー用のイメージセンサを用意しています。ライブビュー時には一眼レフファインダの光学系を動かし、ライブビュー用のイメージセンサへの光路を作ることで、フルタイムのライブビューを実現しています。この方式をSONYでは「Two Sensor」式の「Quick AF Live View」と呼んでいるようです。
この「Quick AF Live View」の最大の特徴は、ライブビュー時にクイックターンミラーが下がった状態であるため、位相差検出による高速なAFが常に可能であることです。
OLYMPUS*2やCanon、PENTAXのデジタル一眼レフで実現しているライブビューではミラーが上がった状態なので、AFを駆動させるには一度ミラーを落としてミラーボックス下部にある位相差検出センサへの光路を作ってやる必要があります(いわゆる「パタパタAF」)。そのため、ピントあわせに時間がかかる・シャッターユニットに負担がかかるなどのデメリットが発生します。また、PanasonicやNikonのライブビューは撮影用イメージセンサーを使用したコントラスト検出AF、つまりコンパクトデジカメと同じ方式であるためパタパタAFは発生しませんが、ライブビュー可能なレンズが限られていたり、動作が遅かったりといった制限があります。
既存の機種では唯一、上に書いたOLYMPUS E-330では今回のα300/350と同様にライブビュー用のイメージセンサを使い、常に位相差検出によるAFが可能でした。非常に先進的であり、今までは唯一無二の存在でしたが、E-330ではこのライブビューの実現にポロ光学系を採用しているため、一般的なペンタ部のある一眼レフからは大きく離れたデザインになってしまっていました。もちろんデザインそのものは特に悪くはないはずですが、「ペンタ部がない」という時点で異端の目で見られていたのは確かです。
そして今回、α300/350では「ペンタミラーの一部をかたむける」というギミックでペンタ部がありながら高速AF駆動が可能なライブビューを実現してしまいました。してしまったのです!! なんてこった!!!
……いやね、ぶっちゃけこれに似たギミックは2chやOLYMPUS系のウワササイトやdpreviewの掲示板などでさんざん出てたんですよ。E-3発表前に。そしていざフタをあけてみたら既存のライブビューそのまんまでしょ。確かにバリアングル液晶は便利だし、俺自身E-3のライブビューには特に不満は無いんだけどさ、コレ見ちゃったらさ、オリあんたらは今まで何やってたのと思っちゃうんですよ。コントラスト検出では同じ4/3のパナにおいてかれたし、撮影用センサによる測光を実現したキヤノンに静粛性*3をもってかれたし……。結局Eシリーズ第2章とか言いながら基幹技術であるライブビューで負けてるなんてねぇ。
さてさて! オリオタの生産性の無い愚痴はおいとくとして! ところで、dpreviewに掲載されている断面図ってどこかで見たギミックに似ていませんか? 「光学系の一部を傾けて」「光路を変更して」「ファインダと液晶を切り替える」「あとαはもともとMINOLTA」といったキーワードから出てくるのは! そうです、MINOLTA DiMAGE Z1です!! ていうかこの図です。なんだよこれそっくりジャマイカ。ていうかこのギミックのスピリットそのものがとってもミノルタ的じゃマイカ。そう考えると悔しさ半分うれしさ半分です。ここに生きてた、ここに生きてたよミノルタ。
ただまぁ、このギミックってペンタプリズムじゃ実現できないけどなとは言っておきます。つまりα900は……いやいやSONY、いやここではあえてMINOLTAと言わせてもらうが、彼らが上位機種に工夫を凝らさないはずがないでしょう。ねぇ!?
てなわけで! ロクにスペックとか言及しませんが!! 俺的にすげぇうれしかったので今年初の更新です。あとPMAラジオ多分2日にやります。詳細はあとで。
ちなみに現在はLUMIX FX35と4/3用SIGMA 10-20mmが気になってます。広角広角ゥ!
【追記】
公式キタ。やはり日本ではα350のみ発売する模様。スペック表から読み取れる今回の方式におけるウィークポイントは「視野率90%」(ちなみにE-330は視野率92%)。撮像素子がCCDなので撮影用イメージセンサによるライブビュー(E-330におけるBモード)は使えず、視野率100%のライブビューで高速なAFを実現しているのは今のところLUMIX L10ということになります。
……いや、そこはCMOS載せてA/Bモード併用にしようよSONY。そうしたらE-330の後継機種として君臨できたのに*4。