Amazon で μ-10 DIGITAL が 22,880 円。
2004 年 2 月 14 日現在。エンブレムが青いμはこれが最後かもしれないので、この機会に欲しい。金無いけど。
この他の在庫処分品はここ。MiNOLTA DiMAGE G400 が 30,399 円、Xt が 23,839 円とかなりお買い得。あと Let'snote T2B が 164,490 円とかなりおやすくなっております。ふんがー。
世界初のレンズ交換式レンジファインダーデジカメを参考展示(PC Watch)
いよいよデジカメもフルマニュアルの時代。なんだかフィルムカメラの歴史をどんどん逆行していってるような気もしますが、とにかく世界初のレンジファインダーデジカメがリリースされました。
レンジファインダーは、別名「距離計連動式」とも言われるマニュアルフォーカス方式です。一眼レフ方式とは異なります。詳しくはカメラ情報センターのレンジファインダー解説をご覧下さい。
【補足】
以下俺の主観ですが……。
レンジファインダーを採用する利点は、
- レンズが交換できるという一眼レフの利点
- 筐体を小さくできるというコンパクトカメラの利点
のどちらも併せ持てることです。
特にレンズ交換に関しては、マウントが各社にまたがってほぼ共通で、かつそれが長く続いていることが最大の利点であり、趣味性が発揮されるところでもあります。
レンジファインダーという特性上単焦点しか装着できませんが、ライカだけでなくミノルタのロッコールなど、スクリューマウントも含めればロシアのジュピター、キヤノン、コニカのヘキサー、リコーの GR、オリンパスのズイコーなど、古くはそれこそ戦前から、現在に至るまで発売された各社の銘レンズが使用できるわけです。
ただ山Qさんも言っておられますが、最近デジカメから写真の世界に入った人には、この良さが分かるかどうか難しいところです。特にデジカメでの「ズームレンズが当たり前、単焦点はローエンド」というカテゴリ分けの感覚のままでは、単焦点ばかりのレンジファインダーの世界は特異に感じるかもしれません。レンズは「単焦点だからこそ最高のものを作ることができる」*1んですが……。
ただそれだけの歴史をもつカメラですから、それの持つ魅力もまた非常に大きいものです。なによりその歴史を持つレンズが単に「過去のもの」ではなく、現在でもリリースされているライカ M 型などに装着し、実際に撮影することができるのです。そして今回のレンジファインダーデジカメの発表です。ちょっとでもカメラの歴史を知っている人間ならスゲェと思いますし、「50 年以上前のレンズが最先端のデジカメで使える」というだけでも十分にスゴいことだと俺のような 30 手前の若造でも分かるわけです*2。
ちなみに、特に現行でもリリースされているレンジファインダーのライカ M 型は非常に高価なため、その歴史と優れた描写性にお金を払える「お金持ちのおじーちゃん」に人気があるという印象があります*3。クラシックカメラのカテゴリには入りますが、だからこそのめり込む価値は十分にあると思います。
Nikon Digital Live 2004 レポートその2。
仕事の休み時間に行ってきました。大阪梅田第1生命ビルにて開催。
会場風景はこんな感じ。中央は D70 の実機を使用できる撮影会。初日はかなりの人が来場し、行列が出来るほどだったらしいですが、今日は行ったらすぐに実機を使うことが出来ました。ただし実機データは持ち帰り不可(´・ω・`) CF 持ってきたのにー
左側のスペースはコンパクトデジカメのブース。3200/2200 や 8700、3700 もありました。技術系の営業はおらず、派遣のコンパニオンばっかりだったのでちょこっと触って撤退。8700 の起動と AF は相変わらず遅かったです。
奥のショーケースは Nikon の歴代 AF 一眼レフが飾られてました。もっとじっくり見たかったなー。
新製品解説舞台で説明する渋い声のにーちゃんの側に華を添えていた水着のおねーちゃん。「Nikon もツインテールのねーちゃんで客寄せかよ……」と呆れつつカメコの中に混じって撮影。……ポートレートってちょっと撮ってみたかったんだよぅ。
んで、おまけでもらった D70 のピンズ↓。
というわけで行ってきました本会場。そして触ってきました D70。イイヨイイヨー(゜∀゜) 。値段を考えると十分だよこれー。
- ファインダは思ったより見やすい。ペンタミラーであることや、倍率 0.75 倍という数字を考えると「あ、確かに」と思うことはあるが、視野率 95% と広いため、添付レンズのワイド端 18mm(35mm 換算 27mm)でファインダを覗いた時、「広角で撮っている感」を十分感じることが出来る。ただしさすがにマニュアルフォーカスになるとキツいかも。
- 操作系は D100 ベース。とりあえず D100 触ったことのある人ならすぐわかるのではないかと。測光方式と露出補正はすぐわかりました。レリーズボタンの近くだし。
- シャッター音は普通。Nikon らしい軽快な音。
- SanDisk の高速 CF の入った実機で無限連写を試してみた。
もうこんな感じ→アーッヒャッヒャ! ヽ( ゜∀゜)ノ[ ○] パシャシャシャシャシャシャ - マグネシウムボディに比べるとさすがに見劣りするが、プラスチックボディである事を忘れるほど仕上げがいい。
- 再生はやや遅いかも。特に拡大再生時に十字キーを使用しての移動がかなり遅い。縦位置での撮影が多かったのでそうなのかも*1。
- 添付レンズの AF-S DX Zoom Nikor ED 18〜70mm F3.5〜4.5G(IF) はかなりコンパクト。100mm 超の望遠が使えるのもグッジョブな感じ。
ちなみに D70 の撮影会は EPSON とタイアップしており、撮影した写真のうち 1 枚を EPSON のダイレクトプリンタでプリントしてくれるサービスをやってました。ただ出力するプリンタがローエンドの PM-D750 だったのでイマイチです(´・ω・`)
あとなんかおねーちゃん撮ってばっかりのような書き方してますが、実際はニコンの営業さんとずーっと話をしてました。「某 C 社よりイイですねコレ」と言ったら、こんな感じの顔をしておられました→(;´∀`)参ったなもぅ
DCS Pro SLR/n 発表。(PC Watch)
コダックの 35mm 版フルサイズ CMOS を搭載したプロ用デジタル一眼レフ・DCS Pro 14n の改良版がリリースされました。
- 35mm 版フルサイズ 1371 万画素 CMOS 搭載。最大記録画素数 1350 万画素。4500×3000。
- レンズマウントは F マウント。35mm 換算時焦点距離は算出するまでもなく等倍。その為 DX ニッコールレンズは搭載できない。
- ファインダはアイレベル式ペンタプリズム。ファインダ視野率 92%、ファインダ倍率 0.75 倍。
- シャッタースピードは 2 〜 1/4000 秒。
- ISO 感度は通常モードの RAW で ISO 160 〜 1600。JPEG では 160 〜 800。長時間露光モードでは ISO 6 〜 50。なお、DCS Pro 14n では ISO 感度を上げるととたんにノイズ量が増えたが、今回はハイパフォーマンスローノイズテクノロジーの採用で ISO 160 〜 400 で最高画質を実現したとされている。
- DCS Pro 14n ではオプション扱いだった 512MB のバッファメモリはデフォルトで搭載。
- D-TTL 調光に対応。
- メモリは CF TypeII と SD/MMC。同時書き込み可能。
- インターフェースは IEEE1394。
- 電源は専用リチウムイオン。
14n はわりとすぐゲインアップノイズが顕在化するため、光量の不足する場面では使いにくいことで有名でした。今回このあたりを改良したようで、そうすればあの 1000 万画素超の解像感と Kodak カラーとが常用するに足るパフォーマンスを得たことになります。
ちなみにKodak には現在、OLYMPUS でデジカメ部門の指揮を執っていた小島佑介氏が在籍しています。その彼がもしこの DCS Pro SLR/n 開発に携わっていたとすれば、これはなかなか興味深い話です。